ライブ配信プラットフォーム「Mirrativ（ミラティブ）」を運営する株式会社ミラティブは、スマホ1台でバーチャルYouTuber（バーチャルユーチューバー/VTuber）のように生配信・ゲーム実況ができる新機能「エモモ」を8月1日にβリリースしました。
エモモ（Emotional Modeling）は、自分自身の分身となる3Dアバターを作成・使用し、生配信やゲーム実況を行える機能です。これら機能がスマホ1台のみで完結します。
アバターは髪型・目・口・輪郭・服・体型等を組み合わせで着せ替えることができ、声に連動してアバターの表情や動きが変化します。また、Mirrativを通じてゲーム実況等を行う際にも、視聴者の画面下部に、動く自分のアバターを表示することができます 。本機能は特殊な機材を必要とせず、Mirrativで配信可能な端末（記事末尾参照）であれば動作します。
（組み合わせで様々な女性・男性アバターを作成可能）
（ゲーム実況中に、自分のアバターを画面に表示させることができる）
今回、MoguraVRでは本機能を体験する機会を頂きました。アバターの動きについては、現状スマートフォンのカメラでユーザーの動きを認識・反映する形式ではなく、発声（音）に応じて特殊ポーズを取るようになっています。発声時のアバターの口の動きは滑らかに反映されており、画面フリックで表情を変えるなども可能です。
（アバターの作成・変更は、スマホの画面上からパーツを選ぶことで簡単に行える）
ミラティブ代表の赤川隼一氏に今後の予定などについてお話を伺ったところ、まずはアバターパーツの追加は順次予定。また、ユーザーが作成したVRM形式（※）のオリジナル3Dモデルへの対応も行い、たとえばVRMを持っているVTuberであればすぐに利用・配信できるようにしたいとのこと。逆に、エモモで作成したアバターを外部出力可能にする方向性もありうるとしています。そのほか、VTuberの配信で昨今話題となっているボイスチェンジャー機能の実装も考えているようです。
現在はβ版配信となりますが、今後の追加機能が実装された際には3Dアバター作成・入出力、生配信、ボイスチェンジなどが可能となります。今後の展開にも注目したいところです。
Mirrativに関する過去記事はこちら。
※VRM形式…プラットフォーム非依存の3Dデータフォーマット。詳細についてはこちら。
「エモモ」概要
【名称】
「エモモ」（Emotional Modelingの略称）
【配信スケジュール】
8月1日 iOS β版リリース、一部ユーザーから段階的に開放
8月上旬（予定） Android β版リリース
【利用方法】
Mirrativ上で「まいにち配信者（7日間以上の連続配信者）」になることでエモモβ版に参加可能。その他の方は、公式サイトからエントリーを行うことで、毎日抽選で一定人数に機能解放。今後の公開予定は、Mirrativ内のお知らせ及び公式Twitterで随時更新。
【利用環境・対応端末】
Mirrativアプリ内で利用可能（基本無料・βリリース時点）。
Mirrativ iOS版
Mirrativ Android版
※エモモβリリース時点では、iOSのみ利用可能。iPhone5S等の一部端末は未対応。
【α版でのユーザー利用の様子】
