マイクロソフトの研究部門Microsoft Researchは、Oculus Rift DK2向けに、より良いVR体験が可能なレンズの3Dデータと補正用のプログラムを公表しています。
レンズのデータは、マイクロソフトのウェブサイトより無料でダウンロードした上で、3Dプリンターで作成し、指定された大きさのレンズをはめることで作成できます。(作成方法についてはダウンロードファイル内のRead meをご参照ください)
このレンズは、現在開発者向けに発売されているOculus Rift DK2に付属するレンズよりも一回り視野が小さくなる一方、よりクッキリとした表示と、色収差をかなり減らすことが可能、とのこと。
見え方の差。下がOculus Rift DK2に付属するレンズ、上がマイクロソフトが公表したレンズ。
左がOculus Rift DK2に付属するレンズ、右がマイクロソフトが公表したレンズ。
写真を見る限り、確かにレンズの範囲はかなり狭くなっています。また、レンズがかなり高くなるため、眼鏡を着用したまま装着できるのか、懸念されます。
マイクロソフトは、同社の新OS Windows10にてOculus Riftを公式サポートするほか、Xbox OneのコントローラーがOculus Rift製品版に付属されるなど、Oculus Riftとの関係を強めています。今回のレンズの提供が製品版Oculus Riftに活かされるのか、注目したいところです。
(参考)
Oculus Rift HMD Lens – Microsoft Research(英語)
http://research.microsoft.com/en-us/downloads/c73c6865-160f-451e-9106-ef7fef7543f4/