Meta社は、Meta Quest(旧Oculus Quest)向けの、「VRペアレンタルコントロールツール」を発表しました。Questで遊ぶ子どもがいる保護者の利用を想定したもので、公式スマートフォンアプリから“子供アカウント”の管理が可能になります。
「VRペアレンタルコントロールツール」は2022年5月に“初期セット”が導入予定。実装後は、公式アプリの「ペアレントダッシュボード」から、アカウントの紐づけが可能になります。
リンク設定には保護者と子供、双方の同意が必要になるとのこと。現在実装が予定されているアカウントの管理機能は以下の通りです。
・国際年齢評価連合(IARC)によるレーティングに従って、デフォルトでブロックされているタイトルのダウンロードまたは購入を保護者が承認可能。
13歳以上の子どもの利用者が「購入希望」のリクエストを申請すると、保護者にその旨の通知が届きます。
保護者は、Oculusモバイルアプリからそのリクエストを承認、または拒否することができます。
・保護者は、子どもの利用者にとって不適切であると判断する特定のアプリをブロックし、そのアプリを起動できないようにすることが可能に。ブロック対象のアプリは、ウェブブラウザーやQuestストアでダウンロードまたは購入できるアプリです。
・ 保護者は、子どもの利用者が所有するすべてのアプリを見ることができます
・保護者は、子どもの利用者がVR内で購入する度に「購入通知」を受け取ることができます。
・ 保護者は、Oculusモバイルアプリから子どもの利用者がヘッドセットを利用しているスクリーンタイム(VRの利用時間)を確認することができます。
・ 保護者は、子どもの利用者がOculusフレンドリストを見ることができます。
・ 保護者は、子どもの利用者がPC上のコンテンツをQuestのヘッドセットからアクセスすることを防ぐために、LinkやAir Linkをブロックすることができます。
Meta社は、Questシリーズに搭載されているアンロックパターン機能を拡張することも予告。4月から、VR内で特定のアプリをロックすることができるシステムを導入すると説明しています。
アンロックパターンとは、Questを着用した状態でパターンを描くことで、デバイスまたは特定の機能をロック解除するシステム。今回の新機能は、13歳以上の若年層の利用者が、不適切なゲームやタイトルを遊ぶのを防止するのが目的です。
(参考)プレスリリース