Meta社が、新型VRヘッドセット(Meta Quest 3S)と思われるデバイスの認証を、米国連邦通信委員会(FCC)より取得したことが確認されました。Quest 3Sは、Meta Quest 3の“廉価版”に相当すると予測されているヘッドセットです。
今回のFCCへの申請は、海外メディア91mobilesが初報で取り上げました。FCCは、アメリカの通信法・規制を実施する機関です。通信や電波の利用を管理しており、例えばWi-Fiなどを使用する製品は、発売前にFCCからの認可を受ける必要があります。今回の申請は、Meta社傘下の登録機関が実施したとのこと。
現時点ではQuest 3S(らしき製品)の詳細なスペックなどは判明していませんが、Quest 3のパンケーキレンズよりも安価なフレネルレンズを搭載することなどが噂されています。FCCへの申請書には詳細なスペックの表記などはありませんが、Wi-Fi 6Eをサポートすることが明記されています。
Quest 3Sは、300ドル(約4万3,000円)から400ドル(約5万8,000円)で販売されると予測されています。“兄弟機”のQuest 3は、国内では約7万5,000円から購入可能。比較的安価なQuest 3Sをライトユーザー向けに販売しつつ、ヘビーユーザーにQuest 3を展開する戦略であると思われます。
(参考)UploadVR
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