Meta社が、Meta Quest 3の3Dシーンメッシュ機能に“自動更新”システムを導入しようとしていることが確認されました。
現在、Quest 3(Quest 3S)でMRゲームを遊ぶ場合、まず部屋をスキャンして3Dシーンメッシュを生成。MRゲーム側は、そのデータを使って環境を“没入化”したり、仮想オブジェクトを現実世界に表示したりしますが、部屋の家具を動かすなど部屋の“構成”が変わった場合、再スキャンを行う必要があります。
今回確認された自動更新システムは、Meta XR Core SDKのv72で“アップデート予告”が行われました。室内環境に変化があった際、Quest 3がバックグラウンドでメッシュのオート更新を行う機能になるようです。最初のスキャン後はユーザーの操作が不要になるので、利便性が大幅に向上すると思われます。
なお、Apple Vision ProやPico 4 Ultraといった他のMRヘッドセットは、(手動スキャンが不要な)メッシュの自動更新機能を備えています。これらのデバイスは、搭載された深度センサーによって、バックグラウンドでのスキャンを実施。アプリに対して常に最新のメッシュを提供します。
(参考)UploadVR
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