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Meta Quest 2022.02.10

Meta Quest 2にボディトラッキング機能が実装? 意味深な画像が公式に一時的に掲載

Meta社のOculus開発者向けサイトに、Meta Quest 2(旧Oculus Quest)へのボディトラッキング実装を示唆する可能性がある画像が掲載されていました。記事執筆時点(2022年2月9日)では、この画像はすでに差し替えが行われた模様です。

ボディトラッキング関連と思われる画像は、開発者向けサイトの「Getting Started with the Physical Tracked Keyboard SDK」ページに掲載されていました。画像には、ハンドトラッキング関連の下に「Body Tracking Support」と書かれたオプション項目が確認できます。

Questシリーズは現在、手の動きの認識(ハンドトラッキング)に対応しています。ただ、ボディトラッキングに関する情報は、これまで一切公開されてきませんでした。仮にQuest 2でボディトラッキングを行う場合、手と同様、内蔵カメラで認識を行うと思われますが、下半身をどのように“把握”するのかは不透明です。

Cambria関連の可能性も?

米メディアUploadVRは、ボディトラッキングについて、2つの仮説を提唱しています。

第1の説は、今回確認された機能は、メタ社が2022年の発売を計画している一体型ハイエンドVRヘッドセット「Project Cambria(コードネーム)」に関連するというもの。同ヘッドセットの詳細は現在不明ですが、「Facebook Connect」では、「今日の技術で可能な、最先端の、新しい種類のコンピューティングを試したい人に向けて設計」されていることが告知されました。ボディトラッキングが“先端技術”に含まれる可能性は考えられるでしょう。

第2の説は、メタ社のビデオ通話デバイス「Portal」を使用するという可能性です。同デバイスはすでに、利用者の頭部の動きをトラッキング可能で、広角カメラも搭載しています。ただ、メタ社の次期CTOアンドリュー・ボズワース氏は「インスタグラム」で行っているQ&A;セッションで、Quest 2と「Portals」の両方を所有するユーザーは少ないと明言しています。比較的少数のユーザーのために「Portal」を活用したシステムを用意するのかは疑問です。

今回の画像が何を意味するものなのか、今後の発表を注視したいところです。

(参考)UploadVR
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