12月21日(水)Meta社は、VRヘッドセットMeta Quest 2のアップデートを発表しました。ヘッドセット本体のGPUパフォーマンスが、従来比で7%増加しています。
QuestシリーズのOSは、搭載GPUのクロック数(1秒間に発する信号の回数)を動的に制御しています。発表によると、今回の更新で最大クロック数が、従来の490MHzから525MHzに引き上げられたそうです。開発者は、この“増加クロック”を使用して、ゲーム内のグラフィックを向上させることなどが可能になります。
現在、Quest 2で新しい最大525MHzを使用する場合、アプリを起動するたびにヘッドセットを外して、また装着する必要があります。Meta社は、この問題を認識しており、今後のソフトウェアアップデート(v49)で解消する予定としています。
Today we’re excited to announce that you have more GPU compute power to work with on Meta Quest 2 devices—7% to be exact. All developers can start taking advantage of the new 525 MHz GPU frequency (up from 490 MHz) for better app performance. Learn more ➡️ https://t.co/0OEwcOLk6N pic.twitter.com/TeeXMw8Leu
— Oculus Developers (@Oculus_Dev) December 21, 2022
Meta社が、このタイミングでQuest 2のGPUを強化した理由は明らかになっていません。ただ、競合するVRヘッドセットであるPico4は、同じGPUを搭載しながらも、最大クロック数が587MHzとなっており、このスペック差を意識した可能性はあります。
なお、同社は現在、新型デバイスMeta Quest 3の開発を進行中。現時点ではスペックなどの詳細は不明ながら、2023年内に発売することが計画されています。
(参考)UploadVR
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