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メタバース 2025.04.16

Metaのメタバース「Meta Horizon」エディターに生成AIを利用した3Dモデル作成機能が実装 国内リリース時期は未発表

Meta社のメタバース「Meta Horizon(Horizon Worlds)」向けのデスクトップエディターがアップデートされました。アメリカやカナダなどの利用者が、3Dモデル、テクスチャ、スカイボックスのAI生成が可能になりました。

※現時点では、日本国内で各機能が利用可能になる時期などは発表されていません。

「Meta Horizon」は、アバターを使ったコミュニケーションやゲーム、ワールド制作などが楽しめるサービスです。2021年12月にアメリカで先行配信され、2024年6月に日本でも体験可能となりました。VRヘッドセットMeta Questシリーズやスマートフォンアプリから入場でき、現在さまざまなゲームワールドが登場している状況です。また、デスクトップエディターもリリースされ、クリエイターとしてワールドの制作も行えます(※国によって制限アあり)。

デスクトップエディターは4月現在、早期アクセス版として展開中で、2Dおよび3Dアプリ開発のワークフローや、カスタムモデルのインポートに対応しています。プログラミング言語「TypeScript」をサポートしており、モバイル向けの最適化ツールなども実装されています。

今回、新たに追加された生成AI機能を使えば、バーチャルワールドの構築に必要な時間を「数週間から数時間まで劇的に」短縮できるとのこと。3Dモデルを生成するためには、まず欲しい内容を入力し、3分から6分ほど待機。その後、4つの選択肢が提示されるので、そのうちの1つを受け入れるか、プロンプトをさらに絞り込む作業を行います。

モデルの作成後は、テクスチャーの説明を入力し、同じように生成を行います。作成したテクスチャーは、モデルの好きな場所に配置できるとのこと。スカイボックスの生成には、スカイドーム、フォトリアリスティックといった種類の「スタイル」があります。これらのスタイルは、入力した説明文に影響を与えるそうです。

AIを使った生成はMeta社側のサーバーで行われ、1日の使用に“レート制限”が課されています。詳細は以下の通りです。

TypeScript: 1日あたり1000生成
オーディオ: 1日あたり200生成
3Dメッシュ:1日あたり100生成
スカイボックス:1日あたり50生成

「Worlds」現在、TypeScriptによって動作するNPCに対応していますが、2025年後半にボイス機能に対応したAI NPCをサポートする予定です。

なお、今回の更新ではプラットフォーム側にも変更が加えられました。“多くの国”で、クリエイターがアイテムや消耗品などを販売して、自身のワールドから収益を得ることが可能になっています。

(参考)UploadVR

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