Magic Leapが、MRデバイス「Magic Leap One」の普及に乗り出しています。これまで一部の都市・地域向けに限定していた販売先を、米国の全ての州に拡大。さらに約2,300ドル(約25万円)という高価格へのハードルを下げるべく、金利ゼロでの分割払も導入します。次のステップとして、米国外への発送も実現したいとしています。
米国48州で購入可能に
Magic Leap最初の製品となる「Magic Leap One」は、2018年8月8日に販売および出荷を開始しました。発売されたのは開発者版という位置づけの「Creator Edition」です。出荷を行うのは米国の一部の都市・地域のみとなっていました。
今回Magic Leapは、米国内全土に向けて「Magic Leap One」の出荷を開始すると発表。更に金利ゼロの分割払も導入し、購入を促そうとしています。ユーザーは月額96ドル(約11,000円)から、12、18、24ヶ月払いを選択して支払うことが可能です。
購入手続きは、公式サイトから行えます。
アプリ開発を促す目的
このように「Magic Leap One」の普及を急ぐ背景には、この製品が開発者版だということがあります。つまり、主にソフトウェア開発者が手にし、デバイスに向けたアプリを制作してもらうことを意図しているのです。
しかし10月現在、「Magic Leap One」を使ったデモはあまり多くありません。製品の充実のためには、小規模なスタジオにまで開発者版を届けることが不可欠だと言えます。
なおMagic Leapは、米国以外の国への出荷について同社のイベントの中で「優先的に対応したい。なぜならより多くのクリエイターにこのデバイスに触れて素晴らしいものを作ってもらいたいからだ」と言及しています。
MoguraVRでは「Magic Leap One」の実機体験や、メディア・有識者のレビューを紹介しています。
(参考)Road to VR
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