2019年12月11日、ついにサービスを再開した「ラブプラスEVERY」。人気シリーズのスマートフォン版最新作に発表当初から注目が集まっており、配信延期と緊急メンテナンスの長期化で待ちわびたファンも多いはず。
特にVRモードは目玉のひとつとされながらも、体験会に参加した一部ユーザー以外は、その内容が知られていませんでした。しかし、実際にプレイしてみると、スマホながら想像以上に本格的なVR体験が可能となっていました。そこで3人の“カノジョ”と出会う場面をピックアップし、初回VRモードをレポートします。
VRモードの始め方
「ラブプラスEVERY」のVRモードは、スマートフォンにセットするタイプのVRゴーグルに対応。家電量販店やネット通販で購入可能なVRゴーグルで体験できますが、ダンボール製のVRゴーグルでも十分使用できます。
ゲーム開始直後は、3人のヒロインの誰と最初に会うかを選択します。相手のVRシーンを最初に見られますが、他の2人とも後からチェックできるのでご安心を。スクールチャレンジのチュートリアルを進めていくと、さっそく最初に選んだ「高嶺愛花」との出会いのイベントがスタートします。
イベントシーン前は、スマホ画面かVR画面かを選択できます。字幕表示のありなしも選ぶことができ、ヘッドフォンでのプレイが推奨されています。VRゴーグルにセットし、視点を「決定」に合わせ続けるとイベントが始まります。
高嶺愛花編
テニス部に入る主人公が出会った高嶺愛花。部室前で掃除をしていた彼女に声をかけると、こちらに近づいてくれます。主人公は最初彼女をマネージャーと勘違いしていましたが、実は立派な選手でした。
目の前にいる高嶺愛花は真っ直ぐとこちらに向き合ってくれるため、否応なしにVR体験の魅力が伝わります。細かなしぐさが丁寧に作り込まれており、髪がふわっと揺れたり、ふとうつむいたりと、そこにいるようなバツグンの存在感がありました。
小早川凛子編
続いては小早川凛子。成り行きで図書委員に決まった主人公は、図書館にて同じく図書委員の小早川凛子と出会います。声をかけるもそっけない態度の彼女は、早くも主人公を振り回していました。
小柄な小早川凛子の可愛らしさがVRでも再現されていますが、彼女はやや主人公から遠いところに立っており、どことなく距離を感じさせます。そこにいるからこそ、心理的壁も強く感じる印象。彼女の笑顔を見る日はいつになるでしょうか?
姉ヶ崎寧々編
最後は姉ヶ崎寧々。バイト先に選んだファミレスにて出会った彼女は、同じ高校のひとつ上の先輩として、主人公の指導をしてくれます。敬語はなしと答えるなど、主人公へフレンドリーに接してくれました。
姉ヶ崎寧々は他の2人に比べ、距離感がだいぶ近め。すぐとなりに座り、ふと近くに寄ったときはドキッとさせられます。年上の先輩としての落ち着きと、年相応の可愛らしさを見せるギャップが魅力的で、VRではより親近感を感じました。
VRならではの配慮や作り込みを感じさせる内容
3人とのイベントシーンを振り返って気づいたのは、それぞれ最初の時の距離感の違うこと。それぞれの性格がVRでもよく表れており、今の関係がどのように変化していくかが楽しみです。VRで見る3Dモデルはやや小さめながら精巧な作りとなっており、視点による決定など、プレイヤーへの配慮を感じるUIとなっていました。
360度再現された背景の完成度も高め。イラスト調ながら立体的に再現されており、キャラクターとの違和感を感じさせない作りとなっています。可愛い女の子たちに目を取られがちですが、ぐるっと見渡してみると新たな発見があるかもしれません。
VRモードはメニューの思い出アルバムにて確認ができますが、開放されるのは彼女たちと恋人になってから。しかし、恋人になれるのはもちろんひとりだけ。VRモードをじっくり体験しながら、ぜひ意中の女の子を射止めてください。
©2019 Konami Digital Entertainment
執筆:ノンジャンル人生