LIV社は、MR撮影ソフト「LIV」の“Unity SDK”である「LIV Creator Kit」をリリースしました。開発者がゲームなどに導入することで、3人称視点映像のキャプチャー機能が実装できます。
「LIV」は2016年に登場したツールで、使用すると、VR内に入り込んだアバター(あるいは自分自身)を撮影できます。リズムゲーム「Beat Saber(ビートセイバー)」と組み合わせたプレイ動画は、1,000万回以上再生され、同作のヒットに貢献したことで注目を集めました。6月には、Meta社が「LIV」をMeta Quest向けの公式撮影ツールとして正式サポートすることを発表しています。
「LIV Creator Kit」は、Meta QuestとPC VR向けゲームの両方で機能。プレイヤーが1人称、あるいは3人称視点での撮影を可能にします。プレイヤー(と開発者)は、カメラの視野や安定度などを変更できます。撮影された映像は、Questの場合ヘッドセット本体、PCと接続したVRヘッドセットの場合は、PC本体に保存されるとのこと。
「LIV Creator Kit」は今後、複数のVRゲームに導入される予定。VRゴリラ鬼ごっこゲーム「Gorilla Tag」では現在、少人数でのテスト運用が行われており、数週間以内に撮影機能の正式リリースが行われる計画です。また、「Neolithic Dawn」「Scary Baboon」といったゲーム作品も、将来的にUnity SDKをサポートする見通しであることを告知しています。
(参考)UploadVR
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