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【体験レポ】ワンピース、ナルト…漫画の楽しみ方を広げるVRジャンプミュージアム

12月17、18日の2日間、幕張メッセではジャンプフェスタが開催されています。『ワンピース』や『NARUTO』など数々の人気漫画作品が集まる祭典。2015年は13万人ものジャンプファンが人が訪れた一大イベントです。入場無料。

ホール5にはPlayStation VRが出展したほか、集英社の「ジャンプミュージアム」ブースでは、VRを使用した展示を体験することができました。今回の記事はそのレポートになります。

VR体験施設の検索サイト「taiken.tv」

その名もVRジャンプミュージアム

ジャンプミュージアムは、ジャンプ作品をVRで楽しむことのできる「VRジャンプミュージアム」を体験展示していました。体験はPlayStation VR(PSVR)とOculus Rift+Touchの2機種で展示されていました。いずれも内容はほぼ同じ前後半2パートで構成されています。

筆者はPSVR版を体験しました。アテンドのお姉さんに案内されて荷物をカゴに入れて、席に座るとPSVRを…その前にPlayStation Cameraを使って写真撮影をします。VR内でアバターとして登場するのでしょうか。「後で使いますねー」とその意図は謎に包まれたまま、PSVRとヘッドホンを装着し、両手にPS Moveコントローラーを持って体験がスタートします。

体験中はVRでキャラクターが何をすればいいかガイドしてくれます。

原画とともに蘇る名シーン

前半は、立方体の中でジャンプ作品の原画やコマを見ることのできる“立方体不思議空間「CUBE」”です。各面ごとに作品が決まっており、手でCUBEを掴んで回転して正面に持ってきた作品のコマが壁いっぱいに展開します。今回見ることができたのは、『ONE PIECE』、『NARUTO -ナルト-』、『ハイキュー!!』、『銀魂』、『僕のヒーローアカデミア』の5作品でした。

壁に貼ってある原画は、ポインタの要領でマジックハンドのように手元に引き寄せることができます。原画を手で掴んだらあとは自由自在。至近距離で見ることができます。描画は非常に綺麗で思わず細部までじっくりと見てしまいました。

両手を使って、原画をひっくり返すと裏にも別の原画が描かれています。そして原画から手を離すと壁に戻っていき、壁に広がっていた漫画のコマが一斉に別のコマに入れ替わります。表も裏にあるどのコマも各漫画の名シーンばかり。「愛してくれて………ありがとう!!!」(ONE PIECE)、「…るっせーよ… ウスラトンカチ」(NARUTO -ナルト-)など、漫画を読んでそのシーンを初めて読んだときのことをついつい思い出しました。

漫画で遊んだ後に記念撮影

後半は、マインクラフトのようなシンプルなポリゴンの世界に切り替わります。先程まで壁に貼り付けられていたコマが滝から流れてくる不思議な世界。5作品から1作品を選び、その漫画のさらに多くの原画が360度自分の周囲に表示されます。

最後の1つは額縁だけで未完成。滝から流れてくるコマから1つお気に入りの物を掴んで額縁に嵌め込み自分だけのミュージアムを完成させます。筆者は『ONE PIECE』から、主人公たちが拳を突き上げているシーンを選びました。

ここでアシストしてくれるキャラクターが記念撮影をしようと言い始め、カメラを構えます。VRの中で1枚パシャリ。先程撮った自分の顔が合成された記念写真と原画、さらにさきほど完成させた最後のコマが映っている写真ができあがります。

キャラクターから写真を受け取り体験は終了。PSVRをはずすとアテンドのお姉さんが、現像された写真を手渡ししてくれます。あまりに自然な流れに「もう現像されたのか?」とうっかり思ってしまうほど。

トータルで5分程度の体験ですが、記念品の写真もあり、満足度の高い体験でした。

漫画をVRで楽しむ方法

漫画の世界観・キャラクターは私達を魅了します。その漫画の世界をVRで体験したいという思いを持つ人も少なからずいるのではないでしょうか。

今回の集英社の「VRジャンプミュージアム」は、VRでミュージアム形式で漫画の世界を楽しむという試みでした。既にある漫画の楽しみ方の新しい手法としてVRを使っている印象です。

漫画とVRといえば、2016年9月の東京ゲームショウでお披露目されたスクウェア・エニックスの『Project Hikari』があります。こちらは漫画の世界に自分が入り込むというもの。こちらもワクワクする取組でした。

また、シンプルに漫画そのものをVRで読むという試みもあります。個人開発者のねぎぽよし氏が11月のデジタルコンテンツEXPOで発表した『VR本屋』はVRの中の本棚から好きな漫画を選んで、(寝そべりながら)読むことができるというもの。シンプルながら、電子書籍の新しい可能性を提案しています。

今後もVRで漫画を楽しむ方法は登場すると思われます。ぜひ楽しみにしたいところです。

ブースには12月15日発売の「ジャンプVR」の販売コーナーも!

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この記事を書いた人

すんくぼ(久保田 瞬)

慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、環境省に入省。環境白書の作成等に携わる。ECベンチャー勤務を経て、現Mogura VR編集長、株式会社Mogura代表取締役社長。VRジャーナリスト。
VRが人の知覚する現実を認識を進化させ、社会を変えていく無限の可能性を感じ、身も心も捧げている。VR/AR業界の情報集約、コンサルティングが専門。また、国外の主要イベントには必ず足を運んで取材を行っているほか、国内外の業界の中心に身を置きネットワーク構築を行っている。Boothにて書籍「寝転んでNetflixを観ると、 VRの未来が見える」販売中

Twitter:@tyranusii

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