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Mogura VR Job 2023.06.13

30以上の技術分科会「超技研」でスキルアップーー目下ChatGPT×ARを開発中 アップフロンティア株式会社 チーフエンジニア 名倉丈治さん

ーーアップフロンティアに入社されたきっかけは?
名倉さん(以下、名倉):
私は前職を辞める頃はガラケー向けのゲームの開発を行なっていたのですが、その需要にも翳りが見え始めてきて、ゲーム以外の分野に関心を向けていました。その頃、ちょうどタイミングよく、アップフロンティアスマートフォン向けにアプリを作っていると知り、チャレンジしようと思い応募しました。

ーーなぜ、アップフロンティアに決められたのでしょうか?
名倉:
エンジニアとユーザーの距離が近い雰囲気を感じたからです。エンジニアが頭を捻らせて一生懸命作ったものが、エンドユーザーに確実に届いてと感じられる環境だとモチベーションが上がるなと考えました。

ーー御社のことを一言で表すとしたらどんな会社でしょうか?
名倉:
緩急のバランスがよくとれている会社だと思います。弊社は、要件定義から、開発、品質管理、テストまで一気通貫して制作を行います。クライアントのご担当者様としっかりチームを組んで、アプリを制作するのが特徴です。また、エンジニアとしてはもちろん「報告、連絡、相談」などの当たり前のことはやりますが、自由な発想が周囲に受け入れられる職場なのでアイディアを活かして仕事ができます。時間に少し余裕がある場合には、調査や研究を許可されているのもいいですね。日進月歩で新しテクノロジーいろいろ登場しているので、本当に我々エンジニアずっと学び続けないといけないと思います。

ーー他の会社にない強み
名倉:
まだ一般的には導入されていない最新技術を使って開発をたくさんやらせてもらえることですね。国内にほとんど出回ってないようなデバイスを使って、いち早く開発をしています。こういった最新技術を学ぶ取り組みは、アップフロンティアの創業当時から18年間ずっと行われていて、現在も「超技研」と呼ばれる30以上の技術分科会が盛んに開催されています。

ーー今はどんなプロダクトを作っていらっしゃいますか?話せる範囲内で教えてください。
名倉:
Magic Leap 2を使った開発をいくつか進めています。以前、Mogura VR Newsで記事にしていただきましたが、清水建設さまと豊洲スマートシティ構想の実証実験としてAR/MRグラス用のマルシェ用ガイドアプリを開発したのを皮切りにアップデートを重ね、最近ではMagic Leap 2 用ARガイドデモアプリを開発しました。

「豊洲場外マルシェ用 Magic Leap 2 用ARガイドデモアプリ」

また、最近ではChatGPTをはじめ生成AI、対話型AIを使って何かできないか模索をしています。まだ実験段階ですが、 AR上のロボットに話しかけると返答してくれるアプリを試しに作ってみました。日頃お付き合いのあるクライアントのご担当者様にお見せすると「おーー!!」っと歓声を上げてくださったので嬉しかったですね。

「超技研」のChatGPT(生成AI)分科会で、現在名倉氏が開発中のSTT×TTS×AR×ChatGPT

しかし、実際には、頻繁に発生する通信の問題やユニークな情報をどう与えておくか、あるいはどんなプロンプトを渡したら良いかなど、課題が山積みですね。そして、まだまだ生成AI自体にも課題があります。稀にいい加減な回答をすることもあるので、それを聞いたエンドユーザーが間違った行動を起こしかねません。そのため、AIが進化するのを待つか、我々が研究を重ねて精度を高めていきたいと思っています。

弊社エンジニア陣が取り組んでいる内容は、弊社運営のテックブログ「ギャップロ」で随時更新されていますので、ぜひチェックしていただけると嬉しいです。最近、私が書いたこちらの記事が更新されたばかりですので、ご一読ください。

ーー今どんなチーム働いていらっしゃいますか?
名倉:
今は弊社のXRチームで働いていて、メインはARの開発を行っています。デバイスは Magic Leap 2 やスマートフォンを使うことが多いです。チーム人数は、今度1名入社するので計7名、年代構成は40代が1名、30代が3名、20代が3名です。

オフィス受付に並んだ社員のフィギュア。HMDを着用しているのが名倉氏。

ーーどんなところが働きやすいですか?
名倉:
アップフロンティアでは、社員が成長するための環境が整えられています。働きやすい点を5つ紹介します。

①お客様と一つのチームとなって、ものづくりができる
クライアントのご担当者様から相談をいただいて要件定義から一緒に行い設計していくので、受託案件であっても新しいサービスに設計から携われます。

超技研など、社員の学びの場が用意されている
世の中の半歩先をいくために、社員がコツコツ技術分科会で研究や開発に励んでいます。ChatGPT(生成AI)分科会、WebAR分科会、Web3分科会などが最近は活発です。

③技術研究費補助金制度がある
承認を得られれば、最新のデバイスの購入や有料の技術系のサービスが利用できます。XRチームは、Unityのストアで好きなアセットを買うこともできますよ。業務に必要な電子書籍なども申請で購入OKです。ちなみに最近追加されたAI系サービスの技術研究費補助金は、エンジニアだけではなく社員全員対象、経理の担当者であっても利用できます。

④上下関係なく気軽に質問や話ができる社風
アップフロンティアは話しやすい社員が多いです。厳しい上下関係というのもなく、私も部下にいろいろツッコミを入れられて、「ごめんなさい」っていう時もありますし、本当にざっくばらんに話せる職場だなと思います。

⑤システム開発部内のコミュニケーションも活発
開発部は今30人ほどいるのですが、週に一度オンライン上に集まって話す会を設けています。前半は社内の事務的な連絡を、後半は雑談ベースで最近の好きな技術などの情報交換をします。後半の技術の情報交換は結構盛り上がりますね。コロナ禍ではフルで在宅勤務でしたが、6月からは、週一の出社が始まりますので、顔を合わせて話せるのが楽しみです。

ーー日頃、どのようにスキルを磨いていらっしゃいますか?
名倉:
私がよくチームのメンバーに言うのは好きなものに没頭しよう」ということですね。つらいものは勝手にやってくるので、その時にやればいいんです。日頃から好きなことに没頭していたら勝手にスキルが身につくと思います。

ーー休みの日はどんな過ごし方をされていますか
名倉:
休みの日はなるべく家の外に出るようにしています。天気のいいときは登山ますよ。近場が多いですが、山梨周辺の山や尾瀬にも行きます。富士山はこれまで5回ほど登頂しました。他には、最近流行っているサウナにもよく行きますね。

週末に登山をした山からの眺め

ーーどんな人に応募してほしいですか
こういうことをやってみたい」という目標が具体的にはっきりしてる方は向いていると思います。やりたいことが明確でスキルがあれば、新卒や第二新卒に関わらず採用したいです。「一緒に働きたいな」と思える人と出会えたらいいなと思います。noteでもXR関連の情報を発信しているので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。

インタビューに答えてくださった方名倉丈治さん(なぐら たけはる)

▼所属
アップフロンティア株式会社 システム開発部 チーフエンジニア

▼プロフィール
前職経験(ゲーム業界)と趣味(ゲーマー)を活かしてRift DK1の頃からXR開発に邁進。現在はXRチームを率いて、様々な最先端XRデバイス向けにARアプリの開発を行っている。