『Jesus VR』はイエス・キリストに焦点を当てたVR映画。VRの映像作品では他に類を見ない90分の長編であり、4K画質の360度作品となっています。今回、2016年のクリスマス頃に公開を予定していることが明らかになりました。
長編VR映画『Jesus VR』
監督であるデイビッド・ハンセンは『Jesus VR』を通して視聴者に、あたかもキリストと一緒にいるかのような体験を提供したいと述べています。その体験はキリストが洗礼を受け聖職者になったところから、彼が磔刑に処せられる瞬間にまで及ぶとのこと。
価格などの詳細は未定ですが、Google Cardboard、Gear VR、Oculus Rift、PlayStation VR、そしてHTC VIveと、多くのVRヘッドマウントディスプレイでコンテンツの配信が行われることが決まっています。
『Jesus VR』は2015年の10月よりイタリアで撮影が開始されました。制作はAutumn ProductionsとVRプロダクションのVRWERX。プロデューサーには、2004年アメリカで公開の映画『The Passion of the Christ』の制作にも関わったEnzo Sist氏が参加しています。
近年、映像制作スタジオが資金調達を成功させたり、各国の映画祭でVRの作品が増えてきたりするなど、映画業界でもVRに対する取り組みが盛んになってきています。
(参考)
‘Jesus VR’ Coming This Christmas From ‘Passion Of The Christ’ Producer – UploadVR
http://uploadvr.com/vr-feature-length-first/
※米UploadVRはMogura VRとパートナーシップを結んでいます。