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MoguraVR

2018.01.24

銀座の一等地でVR体験、衝撃体感ウェアから犬になれるコンテンツまで

2018年1月13日から14日の2日間に渡り、東京・銀座フェニックスプラザにて「Japan VR Fest 2018銀座」が開催されました。


「Japan VR Fest」は、VR制作者の発表の場と人脈のハブ、多くの人にVR体験をさせることなどを目的として、旧Ocufesの時代から年に数回開催されているイベントです。

これまで秋葉原などで開催されてきた同イベントですが、今回は“世界一地代の高い場所”として知られる東京・銀座での開催です。そのため“ 銀VR(ぎんう゛ぃら)”の愛称がつけられていました。

このように、過去の開催とは会場の雰囲気がやや異なるものでしたが、主催者発表によると両日とも350名、計700名もの来場者があったとのことで、会場は非常に賑わっていました。

しかも今回は、1日目と2日目で出展の内容がすべて入れ替わるという形になっており、両日を合わせて約50ものVR作品に触れることができました。そここでは1日目のレポートに続き、2日目の出展の中から興味深いものをピックアップしてご紹介します。

立教池袋高等学校数理研究部:走れ!走れ!走れ!

『走れ!走れ!走れ!』を制作したのは、立教池袋高等学校の数理研究部に所属する高校生のみなさんです。この作品は、国際学生対抗バーチャルリアリティコンテストである「IVRC 2017」に応募されたもので、IVRCではユース部門の銀賞を獲得しています。

こちらのコンテンツでは、野原に放した犬を馬に乗った侍たちが弓矢で射るという、中世日本で行われていた「犬追物(いぬおいもの)」を再現しています。ところが体験者は侍の立場ではなく、彼らに追われる犬となって一方的に狩られる感覚を体験できるという着眼点が、じつにユニークです。

体験者はシーソー上になっているコントローラーに膝をついて左右の方向を操作しつつ、前後にスライドする両手のコントローラーを交互に動かして前進するというスタイルで、犬の動きを味わうことができます。さらに、背中にブロックで作られたデバイスを背負うことで、弓で射られた際の衝撃も体感できるようになっています。


両膝でバランスを取りながら左右に移動するのはやや難易度が高いものの、野原を駆け回る雰囲気が上手く再現されており

他では味わえない感覚が楽しい作品でした。ただ、これだけ要素が多いと安定した動作を維持することや、体験者がスムーズに入れ替わることが難しいようで、学生のみなさんもその点には苦労していたように見受けられました。

そうした面も含めて体験会で実地経験を積むことで、さらなる作品が生まれることに期待したいと思います。ちなみにこちらの作品は、フランスでのイベントへの参加が決定しているそうで、そちらの反響も楽しみです。

制作:立教池袋高等学校数理研究部
使用デバイス:HTC Vive

ストライクガジェット研究所:VR体感ウェア ストライクガジェット

2日目の会場には、体感系のデバイスがいろいろと出展されていましたが、その中でもひときわ目立っていたのが、こちらの「VR体感ウェア」です。

なんといってもインパクト抜群なのが、左右3個×上下4段の金属製ピストンが取り付けられた、体感ウェアの外観です。全12個のピストンはチューブでエアコンプレッサーに接続されており、空気圧で動作することによって、体験者がその衝撃を体感できるようになっています。

このVR体感ウェアを用いて体感できたコンテンツは、体験者自身がサンドバッグに憑依して、ユニティちゃんの繰り出すパンチを身体で受け止めるという内容です。もちろん圧力は調整されているので、それほど激しい衝撃ではありませんが、なかなか刺激的な感覚が味わえました。特に、上下や左右に命中する位置の変化がはっきり分かる点は、かなりのリアリティを感じました。
これだけ大がかりだと体験者が1人で着ることができないといった点はあるものの、アクションゲームなどさまざまなコンテンツに応用できる可能性がありそうです。今後の展開が楽しみです。

制作:合同会社MOAI設計
使用デバイス:IDEALENS K2

VR空間移動用いす型デバイス

体感系のデバイスをもうひとつご紹介しましょう。こちらは専用の椅子型デバイスに座った状態で、体験者が身体の重心を前後左右に移動させることによって、VRのキャラクターを操作するというものです。会場では、こちらを使って敵を避けながら進んでいくアクションゲームをプレイすることができました。

座面の裏側4カ所に重量センサーが設置されており、体重の移動を検知できます。このデバイスを使った操作は、最初は少しとまどうものの、いったん慣れると予想以上に快適な操作が可能です。身体をいったん後ろに反らしてから前に戻すことでジャンプできたり、その際に空中でも動くことができたりと、高度な動きもスムーズにできます。なにより、キャラクターの移動に手の操作をまったく使用しないため、VRとの相性が非常に良いと感じました。

開発者の方にお話を伺ったところ、センサーの調整に苦労したとのこと。同じ人に何度も試してもらうと慣れてしまい、反応があまり良くなくても操作できてしまうため、いろいろな体験会に参加して多くの方の感想をもらいながら、改良を進めていったそうです。

制作:いっちー
使用デバイス:Oculus Rift

dlodlo × 双日プラネット株式会社:眼鏡型VRヘッドセット Dlodlo V1

2日目の会場にはVRコンテンツだけでなく、最新のVRヘッドマウントディスプレイも出展されていました。中国のDlodlo(トト)が開発を行い、双日プラネットが日本販売代理店を務めている眼鏡型VRヘッドセット「Dlodlo V1」です。

このVR HMDの最大の特徴は、総重量が105グラム、カバーを外すとわずか88グラムという軽さです。装着も普通の眼鏡と同様に、裸眼の上に直接かけるだけという手軽さです。筆者は視力0.1以下ですが、HMDの下部にピント調節のスライドがあるため、裸眼でもさほど問題なくクリアな映像を体験できました。


こちらはSteam VRに対応しており、会場では講談社のVRコンテンツである「Hop Step Sing!」を使用したデモンストレーションが行われていました。これだけ軽量でゴーグル部分もかなり薄いにも関わらず、映像はかなりクリアで視野角も十分確保されていました。

このVR HMDは以前、2016年の東京ゲームショウに出展されていたのですが、そこからかなりの改良を重ねて、現在の形になったのは2017年11月とのこと。ただし現モデルでは位置のトラッキングに対応しておらず、サードパーティ製のトラッキングデバイスを併用しているそうです。この点は今後、さらに改良していきたいとのことでした。

やはりこの軽量さと手軽さは驚きのようで、会場ではVR開発者のみなさんを中心に、かなりの注目を集めていました。VRがよりカジュアルに普及していく上で、この技術は大きな役割を果たしそうな可能性を秘めているだけに、今後の動向に注目したいところです。

出展:Dlodlo×双日プラネット株式会社
使用デバイス:Dlodlo V1

この記事を書いた人

伊藤誠之介
いろんなところで、ゲームやアニメに関する記事を執筆しています。新たなエンターテインメントとしてのVRにも興味シンシンの、元マイコン少年です。 Twitter:@ito_seinosuke

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