『vTime』は2015年にGear VR向けに配信されたアプリです。一般の人のためのソーシャルVRアプリの1つでした。今回、同社はiPhoneなどiOSユーザーのためのサポートを追加しました。
iPhoneユーザー はvTimesのソーシャル機能なども他のデバイスと同じように利用できます。現実を再現したVRでは360度写真、チャット、画像などを共有することができます。またプライベートメッセージも機能として存在するため、ユーザーはオンラインでもオフラインでも連絡を取ることができます。
vTimeのマネージングディレクター、Clemens Wangerin氏は次のように述べています。「vTimeは、ネットワークで通信している人々のためのバーチャル空間です。vTimeをiPhoneに提供できることを誇りに思っております」
iOSでの配信は、今月のvTimeの2つの主要なアップデートの一部に過ぎません。 いくつかの季節ごとのイベントに加えて、同社はvCastという新しい機能を追加しました。 これにより、ユーザーはネットワーク全体に自分のコンテンツを作成、放送、記録、公開することが可能になりました。チャット、ポッドキャスト、パネルなどをライブとオンデマンドの両方で体験できます。
vCastは現在、vTimeを利用可能なプラットフォームでアクセス可能なアーリーアクセス状態です。
vTimeは現在、Google Cardboard、Gear VR、Oculus Rift、iOS、Androidをサポートしています。 HTC ViveとGoogle Daydream向けのアプリも予定しています。
https://youtube.com/watch?v=iGlO8dHD4NU
注目を集めるソーシャルVR
ソーシャルVRは、Facebookのマーク・ザッカーバーグ氏も注目している分野で、VRが普及していくにあたってキーになる分野だと言われることも多くなっています。
『vTime』以外にも様々なソーシャルVRサービスが登場。『AltspaceVR』や『VR Chat』、『High Fidelity』など、アバターシステムを中心にしたサービスが始まっています。Facebookはリリースこそしていませんが、アバターを使ったコミュニケーションサービスの開発を急激に進めています。
現在各サービスは主要なプラットフォームへの対応を行っているところ、果たして現実以上に「居心地のいい」コミュニケーションに適した空間になるのか、まだユーザー数は多くない各サービスが今後成長するのか、注目したいところです。
(参考)
VR Social Network vTime Launches on iPhone
http://www.vrfocus.com/2016/12/vr-social-network-vtime-launches-on-iphone/
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