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話題 2021.10.07

週に約40時間、VRヘッドセットをつけたまま仕事している男性が現る

新型コロナウイルスの流行以降、世界的に利用率が上昇しているバーチャルオフィス。VRも活用されているこの分野ですが、VRコワーキングスペースアプリ「Immersed」を使って、週に約40時間、仕事を行っている人物が確認され、注目を集めています。

Paul Tomlinsonさんは、クラウドベースの政府系ソリューション(徴税システムなど)を主に手掛ける企Grant Street Groupのソフトウェア部門で働いている人物。Tomlinsonさんによれば、約2年半前(2019年4月)から「Immersed」を活用した”VR勤務”を実施中。2021年10月現在使用しているVRヘッドセットはOculus Quest 2とのこと。

Tomlinsonさんは1日、8時間から10時間をバーチャル空間で作業。業務は特にVR関連というワケではなく、プログラミングやインフォメーション・システムの開発など、通常の“オフィス的”な仕事をしていると説明しています。マウスやキーボードは(PCでの作業と同じように)使用しているそうです。

VR内での作業感覚について、Tomlinsonさんは「快適そのもの」であると評しています。この環境を使い始めてから現在に至るまで、斜視や首の問題などは発生していないそうです。多くのアプリケーションも、問題なく使用できており、一部アプリはバーチャル空間で大画面化で見られるため、(仕事をする上での)恩恵になっているそうです。

Tomlinsonさんは、VRの使用はほかにもコスト(デュアルモニター費)の削減や、気が散る要因がないことによる集中力の向上などが実現できると語っています。

まだまだ模索が続いているバーチャルスペースでの仕事のやり方ですが、Tomlinsonさんのアプローチは、現段階でのひとつの最適解なのかもしれません。今後、ますますこうした働き方が増えていくのか、期待したいところです。

働き方の詳細はこちら(※英語サイト)。
https://blog.immersed.team/working-from-orbit-39bf95a6d385


(Tomlinsonさんの仕事画面)

(参考)Immersed


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