9月6日現在、HTC製VRヘッドセットの複数モデルが、国内小売店で“販売停止(在庫切れ)”になっていることが確認されています。販売停止デバイスには、「VIVE COSMOS」や「VIVE PRO EYE」なども含まれます。
「VIVE Cosmos」はHTCが2019年にリリースしたVRヘッドセット。ヘッドセットに搭載されたカメラにより、外部センサーを使わずに位置トラッキングを行う「インサイドアウト方式」のトラッキングを採用しています。同ヘッドセットは2023年にアメリカで“先行して”販売終了していた経緯があります。
記事執筆時点で確認されている、小売店(ヨドバシカメラ、Amazonなど)で販売停止になっているHTC製ヘッドセットの一覧は以下の通りです。
・VIVE Cosmos Elite
・VIVE Cosmos
・VIVE Pro Eye
・VIVE Pro
・VIVE ビジネスエディション
HTCの公式通販サイトでも、一部ヘッドセットが販売停止(在庫切れ)になっていることが確認されています。同サイトの在庫状況は小売店とは異なっており、「VIVE Cosmos Elite」は記事執筆時点では注文が可能。一方で、Amazonなどに在庫がある「VIVE Pro Eye 2」は、公式通販では、すでに在庫切れとなっています。
この状況は、HTCが製品ラインナップを“再編成”し、「VIVE XR Elite」や「VIVE Focus 3」を中心に据える動きを進めていることを示唆しています。なお同社は9月18日に“何らか”の新発表を行うことを予告しており、これは新型のMRヘッドセットであると推測されています。