HTCは、トラッキング用ツール(VIVEトラッカー(Ultimate)、フェイシャルトラッカー)の理学療法での活用例を紹介する映像を公開しました。動画にはAIを活用したボディートラッキングシステムが登場し、注目を集めています。
現在HTCが“主力商品”として展開しているVIVEトラッカー(Ultimate)は、2つの広視野角カメラを使用。腕や腰などに装着することで、バーチャル空間内での自己位置を正確にトラッキングします。
公開された映像では、全身トラッキング用のトラッカーを装着していない男性が、腹筋運動を行うシーンが登場。通常、この状態では動きを追跡できませんが、動画では、AIトラッキング用に調整されたVIVEトラッカー(Ultimate)を設置することで、動きの認識に成功しています。HTCは、動画上で「AIトラッキングの導入により、患者はトラッカーを装着する必要がありません」と説明しています。
HTCのAI活用トラッキングは、3月に開催された「GDC 2024」で初披露されました。当時の発表では、OpenXR対応デバイスを活用し、「VTuberやヘルスケア」といった領域で使用されることを想定していることが公表されていました。
(参考)Road to VR
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