アップルは、空間コンピューターApple Vision Proに搭載されている「visionOS」のアップデート版(visionOS 2)を発表。更新後は、ハンドトラッキング(両手でのコントロール)動作が改善することを予告しました。
「visionOS 2」は、6月10日より開催中の年次開発者会議WWDC 2024で発表されました。正式リリースは2024年秋に実施される予定です。現在のApple Vision Proは、利用者の手の位置に関する認識情報の更新を30Hzのリフレッシュレートで行っています。アップデート後は、このレートが90Hzまで向上し、より滑らかな動作が可能になります。また、デベロッパー側が、ハンドトラッキングの動作時に手の位置を予測するシステムを有効化できます。
Apple Vision Proは操作をアイトラッキング(目の視線でのコントロール)とハンドトラッキングで行うことが前提のため、「visionOS 2」の実装によって、全体的な使い心地や操作性が大きく向上することが期待されます。
Apple Vision Proは、2024年2月に海外で発売された空間コンピューターです。現実とバーチャルを融合したMR(Mixed Reality)の体験が可能で、片目4KのOLEDディスプレイ、多数のセンサーと2つのチップセットを内蔵しています。
日本国内では、同ヘッドセットは6月28日にリリースされる予定。価格は599,800円(税込)からで、6月14日10:00より予約受付が開始されます。
(参考)Road to VR
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