夏のホラー体験も、今や「お化け屋敷」ではなく、「VRゴーグル」で行う時代。大型施設で専用のVRゴーグルを使い、ホラーな世界を疑似体験することもできますが、自宅にいながら、スマホとVRゴーグルでもっと気軽にホラー体験ができるとしたらどうでしょうか?
VRはゲームが大きく取り上げられがち。しかし動画の世界でも、スマホとVRゴーグルさえあれば、360度その世界に没入するリアルなホラー体験を味わうことができるようになっています。
「しょせん、無料のYouTube動画でしょ?」と侮るなかれ。人気ジャンルということもあり、ホラー好きも大満足の360度動画は多数配信されています!
今回はホラー系360度動画の中でも、特にオススメな動画をご紹介したいと思います。そうそう、プレイの際はイヤホンかヘッドホンを忘れずに!
ミニドラマで感じるジャパニーズ・ホラー
レビュー・動画はこちら(VRレビュー)
360度動画にありがちな「ただビックリするだけ」の作品は”B級”扱いされてしまいがちですが、株式会社オンサイトが作成した『怨みの家』はしっかりとストーリーが練られた意欲作です。
15年間に父親に殺された少女の霊が徘徊する空き家で、身勝手なストーカーに拉致され、空き家での生活を余儀なくされる女性・万里を助けたのは……?
映像作品としては荒削りながらも、カメラワークもVRゴーグルをつける側を意識して作られているので、360°ぐるっとドラマの世界を見渡して見ると、そこはかとなく“リアル”な恐怖体験を味わえることでしょう。
“何か”がいる。VR360度動画で感じる気配
レビュー・動画はこちら(VRレビュー)
ジャパニーズ・ホラーと言えば、映画のような設定ばかりではありません。やはり元祖ジャパニーズ・ホラーと言えば“怪談”でしょう。自分と隣り合わせの日常や、よくある風景の中に幽霊がいる世界こそ、下手なホラー映画よりもずっと怖く感じられます。
さて、ご紹介する本動画には、少なくとも筆者が確認する限りでは、霊もお化けも、妖怪も出ません。
しかし、VRゴーグルを被った世界では、たしかに何者かの気配を感じる……。
それが思い込みなのか、それともホンモノなのかは定かではありませんが、この360度動画が撮影された地は、日本有数の心霊スポットであり、このトンネルを車で通った男性の背中には、人の手形が10個もついていたとか――。
勇気がある方は、VRゴーグルをしっかり被り、トンネルの中を360度じっくり確認してみてはいかがでしょうか。うしろには気をつけて。
見渡す限り不気味なピエロだらけ。苦手な人は気をつけて
レビューは・動画こちら(VRレビュー)
オドロオドロしい非日常や雰囲気のあるジャパニーズ・ホラーも良いですが、やっぱり王道的なサイコ・ホラーを楽しみたい、そんなときはこちら。ピエロ恐怖症の人ならば思わずヘッドセットを外してしまうほどの360度動画がこちらです。
車椅子に手足を縛られた状態で、動画はスタート。目の前には怪しげなピエロ、右側にも、そして後ろにも……。不気味なピエロが満載の360度動画となっています。
サイコなピエロに囲まれた、非ハートフルな世界を楽しんでみませんか?
ホラーな世界こそVRで楽しもう
PSVRに対応した『バイオハザード7』のヒットは記憶に新しいところですが、今回紹介した3作品のように、スマホで気軽にホラー体験ができる動画は多数配信されています。
YouTubeの360度動画の中には、海外のジャパニーズ・ホラー好きが作った意欲作もあり、クオリティの高いホラー系360度動画を楽しむこともできます。
なお、ホラー系360度動画の気配に誘われてホンモノの”何か”がやってきても、当方は一切責任は取りませんので、ご了承ください。