Meta社(旧フェイスブック)は、VR映像プラットフォーム「Horizon Venues」を、メタバース「Horizon Worlds」に統合すると発表しました。6月6日(月)からの音楽イベントは「Horizon Worlds」内の専用空間で行われます。
「Horizon Venues」はMeta Quest(旧Oculus Quest)などから利用できるプラットフォームです。過去にキズナアイさんのバーチャルライブ「Kizuna AI Virtual Fireworks Concert」が開催され、大きな話題となりました。他にもビリー・アイリッシュさんのライブ映像や格闘技大会のアーカイブなどが公開。2021年末には、チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ氏の講演会も実施されました。
Meta社によれば、「Horizon Venues」と「Horizon Worlds」の相互運用は数ヶ月の間、検証されており、「有用性を確信」しているとのこと。専用空間では、好みのイベントを視聴したり、ユーザー自身がイベントを開催したりできる予定です。
初代Questの所有者や、「Horizon Worlds」のサービス対象外の地域(日本含む)に住むユーザーは、6月6日(月)以降「Horizon Venues」へとアクセス不可能になります。Meta社は「Oculus TV」を使用すれば、イベントのハイライトやリプレイは視聴できると説明しています。
「Horizon Worlds」はQuest 2を装着してバーチャル空間に入場できるサービス。アバターを使って、他の参加者とコミュニケーションをとったり、一緒にゲームを遊んだりできます。現段階では、アメリカとカナダでのみサービスが展開されています(日本では未実装)。
なお、今回の発表では、2022年夏から「Horizon Worlds」を提供する国や地域を拡大していく計画も告知されました。現時点では、日本での提供が開始される時期などは公表されていません。
(参考)Oculusブログ