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話題 2017.08.06

現実にブルーアイズを召喚 HoloLensで遊戯王をプレイ

カリフォルニア在住のAR開発者MicrowaveSamことHuy Le氏が、マイクロソフトのARデバイス『HoloLens』を用いて遊☆戯☆王(以下、遊戯王)のカードゲームをプレイするデモ動画を公開しました。同氏はこれまでにもアニメ『ソードアート・オンライン』のUIをHoloLens上で再現するなど、日本のアニメを取り入れたARコンテンツを開発しています。

HoloLensで遊戯王をプレイ

今回登場した『AR遊戯王』は非公式デモですが、ジェスチャー操作でドラゴンを召喚し、バトルする様子が確認できます。

カードや登場するモンスターはすべて3Dモデル化。ゲームの流れに沿ってアニメーションが動くので、まるで現実世界にモンスターが現れたかのような感覚でゲームが展開します。本デモの公開やリリース予定に関しては今のところ不明ですが、ARを用いたゲームの可能性を示しています。

HoloLensの視野角の課題もあり、原作と比べてモンスターのサイズが小さいのは少し残念なところ。スケール感も原作どおりになると、まさに遊戯王の世界が実現できそうです。

またLe氏以外にも、別の開発者によってHoloLensで遊戯王をプレイするデモが制作されており、こちらはすでに市販している遊戯王のカードを用いてモンスターを召喚します。

HoloLensを装着したままカードに視線をやると、ドラゴンが表示される様子を確認することができます。特徴的なのはモンスターを表示する際に、カードにQRコードなどの識別子を必要とせず、HoloLensの画像認識技術によってカードの種類を認識、それに対応したモンスターを表示することが可能で、この動作には「Vuforia」というプラグインを使用しています。こちらのデモは今後も開発を続け、ベータ版として公開する予定とのことです。

(参考)
UploadVR / Hololens Brings Multiplayer Yu-Gi-Oh to Life with Fan-Made AR Demo(英語)
https://uploadvr.com/hololens-yugioh-ar-multiplayer/

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