Home » “ズレない”超・長時間駆動する全身トラッキングデバイス「HaritoraX 2」が発表 価格は税込4万円


ガジェット 2024.12.20

“ズレない”超・長時間駆動する全身トラッキングデバイス「HaritoraX 2」が発表 価格は税込4万円

ソーシャルVRユーザー向けのデバイス開発を行うShiftallは新たな全身トラッキング)(フルトラ)デバイス「HaritoraX 2」を発売しました。価格は税込39,999円。公式サイトで購入が可能となっており、2025年1月の発送を予定しています。

HaritoraXは、Shiftallが2021年に発売した全身トラッキングデバイスです。安価かつセンサーは超小型ながら、VRヘッドセットと組み合わせることで上半身だけの限定的なソーシャルVR体験から、全身の動きがアバターに反映され、没入感が大きく増すソーシャルVR体験が可能になりました。

HaritoraX 2はその後継モデルとなります。ベースステーションなどの外部デバイスを必要とせず、小型のセンサーデバイスを胸 / 腰 / 太もも / すねの6点に装着。VRヘッドセットと組み合わせることで単体で全身の動きをトラッキングします。

その特長とされているのが「ズレなさ」。新しいセンサーを使うことで、長時間使用していてもずれることがなく、アバターを再調整することなく“着続ける”ことが可能となったとのこと。特にズレの原因となっていた地磁気センサーも新たに超高速検知型のものを採用し、新たなキャリブレーション方法により、「従来のHaritoraXシリーズの地磁気センサーでは機能しづらかった磁場が不安定な環境でも、一瞬の磁場良化を検知し、瞬時にズレ補正を行うことが可能」になったとのこと。

HaritoraX 2の駆動時間は最長で約50時間以上という超・長時間駆動も特長の一つです。そして、すねのセンサーユニットにLiDARセンサーを搭載。足の甲に追加でセンサーユニットを取り付けることなく足首の動きをアバターに反映したり、床と足の位置関係や足首の上下左右を把握したりすることも可能になるとのこと。発売時点では足首の上下の動きのみをトラッキングしますが、今後足首の前後左右の動きを含めた全ての動きをトラッキングするようになったり、床の認識が追加されるとのこと。

さらにトラッキング精度を上げるために、肘のトラッキングを可能とする「HaritoraX 2 肘トラッキング拡張セット」など各種オプションも合わせて発表されています。

HaritoraX 2製品仕様

動作時間 CHEST, HIPセンサーユニット 約80時間
LEGセンサーユニット 約50時間 (LiDAR機能ON時は約6時間)
充電方式 USB Type-C 充電
充電時間: 約2時間30分 (電源OFF時)
無線通信方式 Bluetooth® LEまたは専用ドングルによる独自通信
※ファームウェア更新には、PCにBluetooth機能が必要。
対応VRヘッドセット SteamVR対応ヘッドセット各種

動作確認済VRヘッドセット:

MeganeX / MeganeX superlight 8K / VIVE / VIVE Pro / VIVE Pro2 / Valve Index / Meta Quest3 / Quest2 / PICO 4 / PICO 4 Ultra

動作確認済VRアプリケーション VRChat / Resonite / VirtualCast / Virtual Motion Capture / cluster / ChilloutVR
動作環境 Windows10(64bit版のみ)、11 / SteamVR 2.8.8以降
内容物 CHESTセンサーユニット、HIPセンサーユニット、LEGセンサーユニット(L/R) / 取り付け用ベルト 6本 / 膝用ストラップ 2本 / 充電用USBケーブル / 安全上のご注意/保証書

(参考)プレスリリース製品公式サイト


VR/AR/VTuber専門メディア「Mogura」が今注目するキーワード