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VR動画 2016.02.07

軍艦島をまるごと3Dデータ化するプロジェクト。VRで体験できる動画が公開。

2015年、世界遺産に登録された軍艦島。老朽化や倒壊などにより、今の姿では残せないとも言われています。そうした貴重な世界遺産のイマの姿をVRで保存するプロジェクトが行われ、その動画が公開されました。

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2月5日(金)から3月6日(日)まで行われる、GOOD DESIGN Marunouchi Exhibition。近年のグッドデザイン賞から、創造意欲を刺激される製品やサービスを紹介しています。その中で行わている「軍艦島3Dプロジェクト」は、ドローンや3Dレーザースキャナを駆使し軍艦島をまるごと3Dデータ化するプロジェクト。”まるごと3D化”されているため、VRでも体験可能です。

※360度動画は、ブラウザでの閲覧のほか、スマートフォンアプリ「ハコスコアプリ」を使うことでハコスコ、二眼タイプのスマホ向けVRデバイスで見ることができます。

2015年に世界文化遺産に登録された軍艦島。かつては海底炭鉱で栄え、東京以上の人口密度を誇りました。日本初の鉄筋コンクリート造の高層アパートが作られるなど、高密度立体都市空間の遺構としても関心を集めている一方、建物の老朽化や倒壊といった保存管理の面で問題が生じています。その軍艦島の現状記録・保存管理するプロジェクトが、「軍艦島3Dプロジェクト」。平面的な写真とは異なり、老朽化や倒壊などで現実になくなってしまっても、遺構を3D空間内に“真空パック”する事ができます。

2月27日(土)にトークイベントが行われる予定です、参加希望の方はこちらから。
https://www.g-mark.org/gdm/news.html#n20160130

(参考)
・長崎大学大学院工学研究科インフラ長寿命化センター公式サイト/軍艦島3Dプロジェクト
http://ilem.jp/research/gunkanjima/


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