GearVRアプリはアニメ調のゲームが多くて…そんな風に思っている方に朗報です。今回はサムスンのVRヘッドマウントディスプレイGear VR向けに配信されたシューテイングゲーム『GUNJACK』を紹介します。
このゲームは、プレイヤーは味方戦艦にある固定砲台の砲手になり、敵から戦艦を守るシューティングゲームです。通常のショットだけでなく、アイテムを駆使し、様々な方向から襲ってくる敵を撃墜していきます。
Gear VR向けのゲームとしては、同じような固定砲台のゲームは『Bandit Six: Salvo
』など珍しくありません。しかし、このゲームで特筆すべきはそのグラフィックの圧倒的な綺麗さと完成度です。様々なVRアプリを体験してきた筆者ですら「本当にこれがGearVRのアプリなのか!」と驚かされました。最近リリースされたGearVRのアプリの中でもグラフィックの面ではトップと言っても過言ではないかもしれません。
このゲームを開発したのは宇宙を舞台にしたオンラインゲーム『EVE Online』を開発・運営するCCP Gamesです。同社はOculus Rift、PlayStation VR向けにスペースSTG『EVE:Valkyrie』も開発しています。
こちらがメインメニュー。20ある各ミッションが選択出来ます。ミッションはクリア時に得点に応じて得られる星を集めていくとその数によってアンロックされていきます。
ドックから宇宙空間に向かう出撃時の画面も迫力満点です。タップすればスキップもできますがこれは一度は見てなければ損ですよ!
下を向くとちゃんと自分の体が表示されています。シューティングゲームにしてはコクピットがシンプルすぎるのが少し残念ですが、砲台だから仕方ないんです…
こちらは戦闘画面。表示は非常に見やすくなっており、スコアに影響するコンボ数と自分のライフ、そして所持しているアイテムと銃の残り弾数です。激しい戦闘でも邪魔になりません。。
敵は編隊を組んで次々と襲来します。こちらに向かって弾を撃ってくる敵や、威力の高いミサイルを放つ敵、ステルスで途中消える敵など、敵機も様々な種類があるため、優先順位や倒し方を考えながら戦わなければなりません。
緑の敵を撃破するとミサイルや回復パーツ、ボムなど戦闘を楽にできる補助アイテムがドロップします。難易度が低いミッションであればどんどん使っていけるのですが、難易度が上がってくると使いどころが非常に難しくなります。
ゲーム自体も面白くグラフィックも綺麗なのですが、一つ文句をつけるとすれば操作性の悪さです。タップで射撃、アイテム使用が前にスライドで、リロードが後ろにスライドなのでどうしても操作ミスが出てしまいます。敵が多くなってくると致命的なので難易度が高くなるとタッチパッドでは厳しくなります。。コントローラーでプレイすると非常に快適になり、楽しさは2倍増しになるので、持っている方はぜひ使用をお勧めします。
タッチパッドでの操作性の悪さを差し引ても一度はこのグラフィックは見る価値あります。他のGear VRのゲームをプレイした方もぜひ試してみてください。GearVRアプリとは思えず、一体どういう工夫しているのか非常に気になりますね。視点移動も前面の120度くらいを見渡せばよく、後ろを振り返らなくていいので、回転しない普通の椅子に座りながらできるのもポイントです。Gear VRを手に入れて、何をダウンロードしようか迷っている方はぜひこのアプリからプレイしてみてほしいイチオシの作品です。
<ソフトウェア情報>
「GUNJACK」
【メーカー】 CCP Games
【開発者】 CCPGamesShanghai
【対応ハードウェア】 Gear VR Innovator Edition for S6
【価格】 9.99ドル
【操作】タッチパッド(ゲームパッドも使用可)
【リリース日】 2015年11月19日
【入手方法】Oculus Storeよりダウンロード
<Mogura VR的評価>
【オススメ度】★★★★★(プレイすべき)
【快適さ】★★★★★
【操作性】★★★☆☆(コントローラーを使うことを推奨)