Googleマップの「ストリートビュー」に、ユーザーが自分で撮影した写真をアップロードできる機能が追加されました。グーグルのARフレームワーク「ARCore」対応のAndroid端末で撮影・投稿が行えます。
これまでも「ストリートビュー」にはユーザーによる画像投稿が可能でしたが、特別な360度カメラが必要でした。今回ARCore搭載スマートフォンに対応したことで、より多くのユーザーが写真を投稿するようになることが期待されます。
「ARCore」は、2018年にリリースされたARプラットフォーム。2020年現在は「Google Play 開発者サービス(AR)」という名称で提供されています。主に「モーショントラッキング」「環境理解(Environmental understanding)」「Light estimation」の3つの機能によって、端末のカメラを通して見るARを実現しており、開発者は「ARCore」を使うことで、スマートフォンやタブレット向けのARコンテンツを制作することができます。
スマホから手軽に撮影・投稿が可能に
撮影機能はを使うには、「ARCore」対応のAndroid端末で「Googleストリートビュー」を起動。画面下部に表示される作成アイコンから“コネクテッドフォト”を選択することで使用できます。GPSを確認する場合は情報アイコンをタップ。準備が整った後は、端末を構えて「撮影」をタップし、再度アイコンに触れることで、撮影を停止できます。
なお、既存のストリートビューがない地域に投稿した場合は、Googleマップのストリートビュー レイヤにストリートビューの結合画像を表示することもできます。
現在は日本では使用不可、今後の対応に期待
2020年12月現在、本機能が使用できるのは、トロント、ニューヨークとオースティン、ナイジェリア、インドネシア、コスタリカといった一部地域に限定されています。グーグルは「今後対応範囲を広げる」とのこと。国内での実装時期は不明ですが、ブログでの告知では、日本と思われる場所の画像も使用されています。