“未来のオフィスワーク”のコンセプト映像が公開されました。この映像はフェイスブックでVR/AR部門のVPを務めるアンドリュー・ボズワース氏がTwitterに投稿したもの。VRとパススルーカメラを活用して作業を行う姿に、注目が集まっています。
As we think through supercharging remote work and productivity, we've been working on mixed reality concepts that builds on existing technologies like Passthrough to allow people to switch between real and virtual worlds pic.twitter.com/cJCEXDxC7b
— Boz (@boztank) May 21, 2020
公開された映像からは、通常の場合、モニターが存在する場所に、浮遊する“スクリーン”が複数表示され、キーボード付近にメニューバーが設置されている様子が確認できます。使用されているのはVRヘッドセット(という想定)ですが、アプローチ自体はMR/ARに近いと言えるでしょう。
コンセプト映像のパススルーは、フルカラー映像として表示されています。現行のOculus系VRヘッドセット(RIft S、Oculus Quest(オキュラス クエスト)の同機能は、白黒映像かつ、画質も映像と比べると劣ります。プロトタイプが開発されている可能性はありますが、一般向けの製品レベルでこの画質を実現するには、今しばらく時間が必要になると思われます。
フェイスブックはVRの活用を拡張している
最近のフェイスブックは、VRヘッドセットの活用方法の拡張を模索している傾向にあり、先日は、VR使用中の入力速度を大幅に向上させるための“新キーボード”を公開しました。
VRヘッドセットのパススルー機能を使ったデモは2018年のOculus Connect 5の頃から披露しており、当時に比べると2年間でかなり現実的な内容になってきていることが分かります。
Oculus Questで実現するMR環境。現実がVRの中でも見える、VR空間に没入していったりきたりすることも #OC5 #OC5JP #OC5mogu pic.twitter.com/DTsH2BWZ5Y
— Mogura VR News (@MoguraVR) September 26, 2018
これからのVRについて、フェイスブックがどのような展望を有しているのか、今後も注目していきたいところです。
(参考)UploadVR