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AR/MR 2018.10.07

「ラ・ラ・ランド」監督最新作「First Man」公式サイトにAR

映画「ラ・ラ・ランド」で、アカデミー賞最優秀監督賞受賞したダミアン・チャゼル監督が、ライアン・ゴスリングと再タッグを組んだ最新作「First Man」が、2019年2月に日本公開が予定されています。公開に先駆けた本映画のプロモーションとして、月へ降り立つことを体験できるWebARの配信がスタートしました。

ニーム・アームストロングの伝記映画となる「First Man」

「First Man」は、人類で初となる月面着陸を果たした宇宙飛行士ニーム・アームストロングの伝記を原作とした映画です。ライアン・ゴスリングがニーム・アームストロングを演じるほか、クレア・フォイ、ジェイソン・クラーク、カイル・チャンドラー、コリー・ストール、キーラン・ハインズ、クリストファー・アボット、パトリック・フュジット、ルーカス・ハースらが出演しています。また、製作総指揮にはスティーヴン・スピルバーグが名を連ねています。

WebARで月面着陸ミッションを体験

WebARでは、専用アプリのダウンロードを必要とせずに、スマートフォンからブラウザを立ち上げて直接ARを体験できるようになっています。なお、「First Man」のWebARを体験するためには、iOS12以降のiPhoneもしくはiPadでSafariブラウザを使用します。Safariで公式サイトを開き、カメラのアクセスを許可すれば、サイトが自動的にARマーカーとなる月を検知しAR体験がスタートします。

ユーザーは、ミッションコントロールセンター(運用管制室)となる現在地と、実際の月との間に配置された映像クリップをクリックすると、それぞれ映画のワンシーンが流れ、月へと向かう雰囲気を楽しむことができます。

また、ミッションコントロールセンターをクリックすると、アメリカヒューストンにあるNASAの施設へ入室し、スクリーンやダイヤル型の機器、膨大な量のファイルや吸殻の入った灰皿など、実際の室内の一部を探索することができます。

ほかにも、月をクリックすると、月面へ到達し、遠くに見える地球や、目の前にあるアポロ11やアメリカ国旗を探し出すことができます。探索する際には、元宇宙飛行士や映画監督、ライアン・ゴスリングらの出演者の特別インタビューを見ることもできます。なお、実際に月が見えなくとも、バーチャル・スカイモードを使用すれば、昼間でも室内でも本コンテンツを楽しむことが可能です。

新しい広告マーケティング方法

WebARでは、専用アプリケーションや追加のソフトウェア・ハードウェアを必要としないため、サービスや商品のAR広告を、以前よりも容易に導入することを可能とします。マーケティング業界ではAR広告がいまだ発展途上ですが、映画プロモーションはこの新しい広告手段を有効的に活用できているといえるでしょう。今後のWebARがどのようにマーケティング業界で広まっていくのか期待したいところです。

(参考)VRScout
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