2019年8月28日から9月7日までの期間、VR映画「Feather」が第76回ヴェネツィア国際映画祭のVR部門「Venice Virtual Reality」にてプレミア上映されます。
VR映画「Feather」は、VR&3DCGアーティストの伊東ケイスケさんが監督を担当し、VRプロデューサーの待場勝利さんがプロデューサーを務める作品です。本作品は、日本からのチームとして初めてVRクリエイターの発掘・育成プログラム「BIENNALE COLLEGE CINEMA VR」を通過しました。
Featherは、ちいさな人形の少女がバレエダンサーになる夢を目指す物語です。古い屋根裏部屋にひっそりと置かれているドールハウスの中で、ストーリーは繰り広げられます。作中に登場するFeatherとは、「勇気」や「はげまし」の意味を内包する羽の形をしたシンボルです。少女が何らかの困難にぶつかった時、Featherを掴んで手渡すことで少女は成長していくという、インタラクティブに作品の世界と関わることができる作品となっています。
本作品を体験したMoguLiveの記者は「目の前にあるドールハウスの上でまるで演劇の舞台のように転換を繰り返して時が流れていく手法は見ていてとても面白い。Penrose Studioの『Allumette』とも似ているが、短時間で物語をコンパクトに見せることができている作品だ」と話しています。
Featherは今後、ヴェネツィア国際映画祭でのプレミア上映を皮切りに、国内外のさまざまな場所で上映を予定しています。
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伊東ケイスケ監督のコメント
一般的に、多くの人は「受け取ること」が自分自身の幸せにつながると考えます。しかし本作品を体験いただくことで、Featherのインタラクションを通じて、「与えること」がもたらす幸せを肌で感じて頂きたいと思っています。
Featherにはセリフも字幕もありません。VRゴーグルを着けさえすれば、誰でも気軽に楽しむことができる作品です。今回のヴェネツィア国際映画祭でのプレミア上映を出発点として、世界中の多くの人々に、Featherを体験して頂けることを願っています。