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Meta Quest 2021.03.21

フェイスブックの新VRアバター、SXSW 2021で“チラ見せ”

2021年3月19日、オンライン開催されたサウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)で、フェイスブックのOculus VPであるMark Rabkin氏が、Oculus Quest(オキュラス クエスト)向けの新たなアバターシステムを公開しました。

次世代のアバターシステムは、CNETのScott Stein氏とのパネル「The Quest Effect: Inside VR’s Next Chapter」披露されました。新しいアバターシステムは、まずフェイスブックのソーシャルVRサービス「Horizon」に実装。その後、より広範なQuestのエコシステムに導入され、各デベロッパーが使用可能になっていく予定です。

「Horizon」は現在、招待オンリーのベータテストが実施されてから約1年が経過。より広いオーディエンスに向けた、リリース時期は着々と近づいていると思われます。

Rabkin氏の発言からは、これ(アバターシステム)は「Horizon」にまず導入され、その後、他のプラットフォームに登場すると推測されます。映像から確認できる、HTCが先日発表したような、フェイストラッキングデバイスを使用しない成果は、フェイスブックが何年も取り組んできたAIシステムの進化と言えるでしょう。

2016年のOculus Riftのリリース後、フェイスブックはソーシャルVRの研究を強く進める一方、実験(とその結果)のリリースは小規模に留まっています。これは、「Rec Room」「VRChat」のような、大きな成功を収めているサードパーティ製のソーシャルプラットフォームとは対照的です。

「Horizon」がサンドボックス的な実験を行っているかは不明ですが、CEOのマーク・ザッカーバーグ氏は、“ソーシャルプレゼンス”――離れていても物理的に近くにいるように感じること――に、次世代のQuestと共に、熱心に取り組んでいます。

(参考)Road to VR

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