Meta Quest 3をドローンの操縦ディスプレイとして利用する開発者が現る

海外掲示板Redditに投稿された、Meta Quest 3をドローンの“操縦ディスプレイ”として活用する映像が海外で注目を集めています。

映像を投稿したのは、食品や飲料などを加工する機器を製造する、GEAグループにてプロダクトマネージャーを務めるOeble Huijgenさん。Huijgenさんは、ドローン操縦で一般的に用いられるスマートフォン（タブレット）接続型のコントローラーは、ディスプレイが小さかったり反射光が発生したりすることなどから、野外使用に課題があると指摘。Quest 3では（ディスプレイ自体に日光が当たらないことから）、そのような問題は発生しないと説明しています（※なお、Meta Quest 3は屋外使用を想定したデバイスではありません）。

Huijgenさんが撮影した映像からは、Quest 3のMR環境に操縦用のディスプレイを表示してSkydio社製のドローン（クアッドコプター）を操縦する様子を確認可能。ドローンを移動させてもディスプレイに“映像ブレ”などは発生せず、安定して運用できている様子を見ることができます。

Fly The Skydio Drone with The Quest 3 best experience ever.
byu/Oebbie1966 inOculusQuest

8月現在Skydio社は、ドローン操縦用のアプリをApp Storeなどで配信していますが、“正規導入”できるのはiPad（Apple Vision Pro）に限定されます。Quest 3で操縦アプリを使用する場合は、サードパーティーのWebサイトからアプリをダウンロードした後、Quest 3側に“サイドローディング（非公式で導入）”する必要があるとのことです。