大日本印刷株式会社(DNP)は、独自開発したパノラマVR制作技術を活用し、新たなVRコンテンツを公開しました。今回公開されたWEBサイトでは、3月1日(金)~6月9日(日)に開催する「ヘイセイ・グラフィックス展」の会場を歩いているかのような体験ができ、移動しながら360度の観覧が可能となっています。VRコンテンツの掲載サイトはこちら。
DNPでは、2つの地点で撮影したパノラマ写真の被写体の位置を解析することで、2つの地点間のどの位置からでも360度観覧できるVRコンテンツを制作。バーチャル空間内を移動する際に発生しがちな不自然な画面の切り替わりや表示の歪みを抑え、鮮明かつスムーズな場面移動の表現を可能としています。
また、複数の地点で撮影したパノラマ写真だけでVRコンテンツが制作できるため、CGを使ったものと比べて、低コスト・短期間で手軽に制作できるとのこと。
DNPは今後の展開として、このVR制作技術の改良を進め、歴史的建造物のアーカイブや工場施設・不動産物件の見学、観光地のナビゲーションなどのコンテンツ制作や配信プラットフォームに活用していくとしています。また、企業の販促用のVRサービスやコンテンツ配信サービスへの技術提供などの事業へ展開していくとしています。
ヘイセイ・グラフィックス展の概要
会場 |
CCGA現代グラフィックアートセンター(福島県須賀川市塩田宮田1) |
期間 |
2019年3月1日(金)~6月9日(日) |
開館時間 |
午前10時~午後5時(入館は午後4時45分まで) |
入館料 |
一般300円/学生200円 |
Webサイト |