テキストだけでアバターを生成できるプラットフォーム「Creative Reality Studio」登場

イスラエルのAI関連企業Studio D-IDは、テキストを打ち込むことで、アバターやアニメーション作成を行えるプラットフォーム「Creative Reality Studio」を発表しました。組み込まれているシステムには、画像生成AIの「Stable Diffusion」も含まれます。

「Creative Reality Studio」は、深層学習モデルを使って、ユーザーの記述を元に顔や文章を合成するプラットフォーム。アニメーションを動かしながら119の言語でテキストを読み上げるコンテンツを生成できます。Studio D-ID独自のジェネレーティブAI技術と、Open AIの「GPT-3」、「Stable Diffusion」が統合されているそうです。

公開された映像では、「photo realisitc」などの条件を入力してアバターを作成する様子や、アバターが読み上げるためのテキストを生成する様子などを見られます。

「Creative Reality Studio」は、クリエイター、マーケティング担当者、トレーニングチームなどによる使用を想定しており、動画コンテンツ制作のコストや手間を、根本的に削減できるとのこと。個人ユーザーの使用も想定しているそうです。

同プラットフォームの利用には月額使用料を支払う必要がありますが、14日間の無料トライアルも提供されています。その他の価格プランは以下の通りです。

Lite：月額5.99ドル（約800円）、1ヶ月に100体のAIプレゼンターを生成可能。

Pro：月額49.99ドル（約7,000円）、1ヶ月に200体のAIプレゼンターを生成可能。

Enterprise：応相談、無制限にAIプレゼンターを生成可能。

「Creative Reality Studio」について、Studio D-IDのCEO兼共同創業者、ギル・ペリー氏は以下のようにコメントしています。

クリエイティブなジェネレーティブAI技術の可能性はまだ始まったばかりで、これから世界を席巻していくでしょう。

我々は、画像やテキストをアニメーションとともに生成し、無限のクリエイティブな可能性を提供する最初のプラットフォームを導入し、新たなジェネレーティブAIシーンの最先端にいることを大変誇りに感じています。ユーザーの皆様の成果が楽しみです。

「Creative Reality Studio」へのアクセスはこちら。
https://studio.d-id.com/