2016年7月28日から31日に、中国上海にて「China Joy 2016」が開催されました。本記事では、アメリカのVR系メディア「VR SCOUT」のライターによるレポートを参考に、今年のChina Joyの様子を紹介します。
China Joyとは
China Joyは、中国最大のデジタルエンターテインメント関連イベントで、今年14回目の開催を迎えました。2016年は7月28日から31日の4日間に渡る開催でした。
展示の総面積は、消費者向け・企業向けを合わせて12万平方メートルと、日本の東京ビックサイト(国際展示場)の展示面積(約8万平方メートル)を遥かに凌ぐ規模です。
昨年に引き続き、今年もVRに関する展示が大量にありました。以下では分野別に、イベントの様子を簡単に紹介していきます。
大掛かりな装置を使ったアトラクション系
屋内のイベントですが、遊園地さながらに乗り物系アトラクションの展示が多々見られました。中にはマシンに乗るだけにとどまらず、空中につるされたり、激しく振り回されたりするものも。
VRヘッドマウントディスプレイ
既存のHMDを使用するブースでは、HTC Viveを用いた展示が大半を占めていました。またPlayStation Moveコントローラーを頭に取り付けてトラッキング機能を実現するものも。
スマートフォンを装着するタイプの独自開発のモバイルVRデバイスも、かなりの数が見られました。ハイエンド向けでは、HTC ViveとOculus Rift(及び年内には発売予定のTouchコントローラー)をハイブリットしたようなものも展示されていました。
「HYPERREAL Pano」という製品。完成版イメージでは、ハンドコントローラーがOculus TouchとViveコントローラーを融合したような形に。
PC向けのハイエンドVRHMD「3Glasses」(公式サイト)という製品。
銃を使ったシューティング
HTC Viveなどの既存のHMDはもちろんのこと、背中にバックパックとして背負うタイプのもの、そして3Dプリンターを使用したガンコントローラーも見られました。
その他にもパーティーでMRコンテンツなど
VRパーティの中には、屋内でプールを用いるものも。
トイレ×MRでシューティングゲーム
中国の「 China Electronics Standardization Institute」と「Xinhua News Agency」による最新の調査によれば、VRはますます人々の日常へ進出していmす。2015年に15.4億元(約230億円)の規模と見積もられていた中国のVR市場は、今年2016年には50億元(約750億円)にも昇る見込みとのことです。
(参考)
The Crazy VR World of China Joy 2016 – VR SCOUT
http://vrscout.com/news/crazy-vr-world-china-joy-shanghai/