ピクシブ株式会社が「BOOTH 3Dモデルカテゴリ 取引白書2025」にて、VRChatなどで利用される3Dモデルの取引データを公開しました。
ピクシブが運営する創作物の総合マーケットプレイス「BOOTH」では、3Dモデルの販売の盛況を受け、2024年に「BOOTH 3Dモデルカテゴリ取引白書2024」を公開していました。今回の取引白書では、前年と比べて取引データがどう変化したかを紹介しています。
3Dモデルカテゴリの取引データ
2024年のBOOTH 3Dモデルカテゴリ取扱高は58億円超で、約31億円だった前年比で約187%に成長。ピクシブでは、2024年の急激な成長の背景として、以下の要素が推測されると述べています。
・VRChatを取り上げた人気配信者の動画が話題になったこと
・VRChat内での出会いを広げるワールドが人気を博したこと
・アバターの衣装などの着せ替えを簡易化するツールや環境が普及したこと
「VRChatを取り上げた人気配信者の動画」に関しては、VRChatで大きなブームを起こしたストリーマーのスタンミさんやVRChatユーザーのトコロバさんの動画を、「VRChat内での出会いを広げるワールド」は、1対1でコミュニケーションができる対話ワールド「NAGiSA」等の交流ワールドを指しているのだと思われます。
また、注文件数は前年の約2倍以上となる402万件に、注文者数は前年の約1.5倍となる21万人に増加しました。注文者一人あたりの平均注文件数も、前年の135%になっています。
注文件数は2024年夏以降に急激に伸びており、上記のスタンミさんたちの動画の影響がうかがえますが、盛り上がりは瞬間的なものにとどまらず、その時期を境に大きく注文件数が伸びていることが見て取れます。
BOOTH 3Dモデルカテゴリで初めて注文を行った初回注文者数を見ても、2024年夏から初回注文者が大きく増えており、その後初回注文者は減りつつも高い水準を保っていました。
2024年はどの支出額帯でもユーザー数が大きく伸びており、10万円以上を支出するヘビーユーザーも2倍以上に増えました。ヘビーユーザー層の増加については、「アバターの着せ替えをしたい」「新しいアバターも欲しい」「新しいアバターに合う衣装も欲しい」「フレンドの持っていた装飾品も気になる」といったサイクルが回っている結果とのこと。
3Dモデルカテゴリのサブカテゴリである「3Dキャラクター」内の商品の価格帯と注文件数のグラフでは、5,000円〜6,999円の価格帯の伸びが大きくなっています。
3D衣装・3D装飾品カテゴリも着せ替え需要を受けて大きく伸びています。これは、周囲のユーザーの衣装や装飾品を見て「流行に乗りたい」「自分もいろんな服を着て見てもらいたい」とユーザー同士が影響しあう流れがあるとのこと。
最後に、3Dモデルのギフト注文件数は着実に増加しており、ギフト需要が高まる12月のギフト注文割合は10%を超えています。2024年12月25日に至ってはギフト注文の割合が30%を超えていたそうです。
ピクシブは、BOOTH 3Dモデルカテゴリの成長のため、さらなるサービスの拡充を目指すと述べており、今後以下の機能を追加する予定です。
ライブラリの構造見直し
・無料ダウンロード商品の入手履歴を残すようにする
・ライブラリ内のアイテムの検索をできるようにする
・検索条件としてカテゴリでの絞り込みなどを追加メッセージ機能の拡充
・画像送信を可能にする
・メッセージ送信画面にショップからの案内文言を掲示できるようにする
・重要なメッセージを見つけやすくするその他、VRoid Studioでは着せ替え機能を拡充
前年の「3Dモデルカテゴリ取引白書」はこちら。
(参考)ピクシブ株式会社 ニュースページ








