モーションキャプチャースーツやマーカー不要のモーションキャプチャーシステム「AR51」が、日本国内で販売を開始しました。また、「AR51」を活用した撮影スタジオも提供を開始しています。
「AR51」は、イスラエルのAR51社が手掛けるハイエンド向けマーカーレスモーションキャプチャーシステムです。従来のハイエンド向けモーションキャプチャーは、専用のスーツを着て全身にマーカーを付けることで動きを読み取り、ゲームの開発やVTuberのライブなどで利用されていました。しかし、AR51はマーカースーツの着用が不要で、複数人の同時キャプチャ、オブジェクトトラッキングやフィンガートラッキングを可能としています。
動画では、私服姿の演者7人とバルーンを同時にキャプチャーしており、ハンドトラッキングではギター演奏やジャグリングのキャプチャーも、手に何も着けずに実現しています。
国内販売代理店となる株式会社HELTECでは、以下の特徴を紹介しています。
・同時収録人数は無制限。(120fpsカメラ8台で構成のワークステーションPCを拡張可能)
・短時間でセットアップ可能。(演者キャリブレーション不要、空間キャリブレーション30秒)
・オブジェクトトラッキング、フィンガートラッキングに対応。(カメラ16台以上推奨)
・Unreal Engine / Unityプラグインが付属。
・全てはリアルタイムに安定動作し、収録規模に関わらず9msecの低遅延を実現。
また、「AR51」を活用した撮影スタジオを提供する株式会社IZUTSUYAでは本システムを使い、世界的ダンスアーティストのケント・モリさんの動きをキャプチャーしており、複数人でのダンスの3Dモーションデータ化している動画を公開しています。
(参考)プレスリリース(株式会社HELTEC、株式会社IZUTSUYA)