中国のUnitree社は、空間コンピュータ「Apple Vision Pro」を装着してロボットを操作するための「First View Teleoperation」コードをGitHubで公開しました。
公開された映像で使用されたのは、汎用ヒューマノイドロボット「Unitree H1」。同社初の本格的な2足ロボットで、複雑な地形でも移動可能です。独自開発されたモーターを搭載しており、“最高レベル”のスピード、パワー、操縦性、柔軟性を実現しているそうです。周辺の認識(スキャン)には、搭載された3D LiDARと深度カメラを使用。空間データをリアルライムで取得し、パノラマスキャンを実現しているとのこと。
映像からは、「Unitree H1」が画面右側に座る男性(のハンドトラッキング動作)と同じ動きをしている様子を見ることができます。ペットボトルや小物を掴んで箱に入れる動作も可能のようです。
[Open Source] Unitree First View Teleoperation for Humanoid Robots
In order to advance the convenience of data collection for humanoid robots, we refer to other solutions to do the adaptation development and open source.
Github:https://t.co/yJKnq74xF1#Unitree #Humanoid #AGI… pic.twitter.com/xmaM2e7G4A— Unitree (@UnitreeRobotics) August 7, 2024
Unitree社は、2016年に創業した電動4足ロボット専業のロボットベンチャー。低価格で軽量かつ安定した運動性を持つ4足歩行ロボットを手掛けており、現在は「Unitree H1」のような、2足歩行のヒューマノイドロボットの開発も実施しており、共創プラットフォーム「UnifoLM (Unitree Robot Unified Large Model)」も公開予定です。
(参考)Unitree、X(旧Twitter)