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VRでウサギと話して考える“動物の自由”

アメリカで生まれた動物愛護団体「動物の倫理的扱いを求める人々の会(People for the Ethical Treatment of Animals/PETA)」は、VRを使って人と動物の平等を訴えるコンテンツを制作しました。VRを通して人々に“動物の自由とは?”を考えさせる試みです。

斬新な広告活動の新たな施策

全世界に650万人以上の活動メンバーを有するPETAは、世界最大規模の動物愛護団体です。同団体によれば、2017年には福祉活動だけで5,700万ドル(約62億円)以上の資金を投入し、1万3,000匹以上の犬や猫の去勢手術を行いました。

PETAの活動への賛否は分かれますが、膨大な労力と資金を割いていることは事実です。過去には動物の代わりにVRで手術練習を行う技術を支援するため、6,000ドルの資金提供を行ったこともあります。

PETAは過激な広告キャンペーンやNintendo Switchの「1-2-Switch」内の乳しぼりゲームへの批判など、“常識にとらわれない”プロモーション活動でも知られています。PETAは活動を広めるために新しい手法・技術の導入を考え、今回のVRコンテンツ制作に至りました。

ストーリーテリングの新たな可能性

PETAドイツは、デジタルエージェンシーであるのDemodernと制作会社Kolle Rebbeの協力を得てVRコンテンツ「Eye to Eye」を制作しました。ヘッドセットをかぶると現れる1匹のウサギ。このウサギと会話しながら、体験者は森の中から、最後には食肉処理場へと連れて行かれます。会話と体験を通して、“動物の自由とは?”を考えさせる内容になっています。

Demodernのクリエイティブ・ディレクター、Alexander El-Meligi氏はコンテンツについて、「このプロジェクトはVRが技術的に出来ることだけでなく、没入型のメディアが持つストーリーテリングの可能性を示しています」と話しています。

「Eye to Eye」は今年5月にベルリンで開催されたテクノロジーイベント、re:publicaで公開されました。今後は、モバイルVRでのリリースを予定しています。

(参考)VRScout
Mogura VRはVRScoutのパートナーメディアです。

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