Oculus Go向けのソーシャルVRアプリ「Alcove」が注目を集めています。新型コロナウイルスの流行を受けた外出制限を受け、人々が「VR上の自宅や部屋に集まれる」という点が高く評価されているようです。
「Alcove」は2019年にリリースされた無料アプリ。AARP Innovation Labsが開発を手掛けています。家族や友人と利用することを想定しており、VR内の”自宅”に最大4人同時に接続、コミュニケーションを取れます。
自宅内の各部屋は、様々な体験のためのゲートウェイとなっています。ワールドマップからは、世界中の名所へと旅することも可能となっており、東京、ローマ、ウィーン、プラハの風景を楽しめます。
社会的隔離の解消が目的
「Alcove」は2019年(新型コロナウイルス流行前)に登場したアプリです。しかし、本アプリは当時から“社会的隔離/social isolation”の解消を目指して開発が行われていました。幅広い年齢層の利用を想定していることから、VRに不慣れな人をサポートする機能やアクティビティも充実。いわゆる“脳トレ”のようなコンテンツも実装されています。
テクノロジーが急速に発達を続けている現代では、世代間で技術に関する“分断”が起こりつつあります。「Alcove」はこの問題を解消することも目的としています。
(参考)VRScout
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