株式会社アイシンは半田工場でMR安全訓練アプリを導入しました。本アプリは株式会社Forgersが開発。VR/ARヘッドセット「Meta Quest 3」を活用しており、工場内や事務所などの現場で体験が可能です。現場の安全意識向上と実践的訓練を目的としています。
従来のVRを利用した安全訓練には、工場など現場環境を再現するための3Dデータ制作コストが高いという課題がありました。Forgersはこの課題を解決するためにMRを採用し、現実の工場内を見ながら訓練できるアプリを開発。同時に、より現場に即した実用的な教育も可能となりました。
今回発表されたMR訓練アプリには二つのモードが用意されています。一つ目は、「ヒヤリハット指摘モード」です。このモードでは、利用者が実際の工場内を歩き、潜在的な危険を探して指摘します。具体的なヒヤリハット事例としては、通路の段ボール、曲がり角からの突然の人の飛び出し、上方からの落下物などが含まれています。体験終了後には結果が表示され、利用者は自身の行動を振り返ることが可能です。
もう一つのモードは、「火災消火訓練モード」です。利用者は火災発生時の状況を想定し、火元を確認したうえで消火活動を体験します。消火が難しい場合は避難判断をする場面もあります。この訓練により、現場で役立つ判断力を身につけられます。
これまで、アイシンは安全訓練の強化を目指していましたが、VR導入のコスト面やリアリティ面の課題により実現に至りませんでした。そこでForgersと協力し、現場とヒヤリハットを組み合わせる新しいMR訓練方法を開発。この方法により、現場に特化した訓練を行い、従業員の安全意識向上と事故防止への効果を期待しているとのことです。
(参考)プレスリリース

