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Magic Leap 2018.10.11

ニュージーランド航空、Magic Leap Oneを使った多人数参加型ゲーム発表

10月9日~10日(現地時間)にロサンゼルスで開催されたMagic Leapの開発者会議「L.E.A.P.」では、Magic Leapと他企業との協業が複数発表されています。この会議の中で、ニュージーランド航空は、多人数参加型の空間コンピューティング・ゲームの初期構想を発表しました。

ニュージーランドの魅力を体験するゲーム

ニュージーランドを代表する航空会社、ニュージーランド航空は今年6月にMagic Leapとの戦略的開発パートナーシップ締結を発表。2018年後半に「Magic Leapの技術を使い、全く新しい方法でのニュージーランド旅行体験を提供」するとしていました。今回の発表はその詳細となります。

ニュージーランド航空はこれまで1年半以上にわたり、クリエイティブ・スタジオのFramestoreと協力し、ニュージーランドをテーマにした空間コンピューティング・ボードゲームを開発しました。主要な観光スポットを訪れたかのように、ニュージーランドを体験できるゲームです。

「Air New Zealand Fact or Fantasy Game of New Zealand(ニュージーランド航空の“ニュージーランド 現実か幻想か” ゲーム)」では、プレイヤーは「Magic Leap One」を着用。ニュージーランドの3Dマップを体験することができます。さらにカウリの巨木の成長を見たり、海面に飛び上がるクジラから水しぶきを受けたり、ヘリコプターから飛び降りるバンジー・ジャンプの様子を鳥のように俯瞰して見たりと、魅惑的な世界を体験します。また、黄金の卵を獲得するために、クイズで競います。

提携は重要なステップ

ニュージーランド航空グローバル・ブランド&コンテンツ担当ジェネラル・マネージャーのジョディ・ウィリアムズ氏は、「ニュージーランド航空は、空間コンピューティングが地上や機内におけるサービスの向上に果たす役割を知るために、Magic Leapとの提携が重要なステップになると考えています」と述べています。

またコンテンツ制作背景について「初期の構想は、家族や友人と旅行する際、ボードゲームをするアイデアから生まれました。この創造的な着想から、最大4名が参加できる多人数参加型ゲームを開発しました。複合現実の世界を体験いただくことで、ニュージーランドをリアルに感じていただきつつ、旅行者としてインスピレーションや学びを得ていただくものです」と説明しています。

(参考)ニュージーランド航空 プレスリリース


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