スマートグラス「Even G2」を展開するEven Realitiesは、7月17日、都内で「Even Day Japan 2026 supported by Jun JUN GINZA」を開催した。会場には、当初の想定を超える300名以上のユーザーや開発者が集まった。

(Even Realities製品に関する開発者・ユーザーとのコミュニティイベントとして「Even Day」が初めて日本で開催)
このイベントのため、創業者兼CEOのウィル・ワン氏も来日。製品と開発者エコシステムの現状、今後のロードマップなどを説明した。
■スマートグラスの価値は「画面の大きさに縛られない」こと
ワンCEOはEven Realitiesの出発点として、「コンピューターのインターフェースが抱える矛盾」を挙げた。
ワンCEO「私たちは常に、デバイスがより身近にあり、よりモバイルであることを求めてきました。しかし、デバイスをよりモバイルにすると、同時に画面も小さくなり、機能も制限されてしまいます。だから、常に身につけられるほど小さくモバイルでありながら、画面サイズに制限されないスマートデバイスが必要だと感じています」
PCからスマートフォン、スマートウォッチへと機器は身近になったが、携帯性を高めるほど画面は小さくなり、できることも限られる。一方、ディスプレイを搭載したメガネなら、常時身につけられるし、見かけ上の画面サイズにも縛られない。
つまり、デバイスサイズを小型にしつつ表示領域は大きなままである点に、次世代のインターフェースとしての可能性があるという考え方だ。

(小型のメガネから大きな画面で情報を伝えられることに価値がある)
目指しているのは「本質的には“次のiPhone”」だ。これは、スマホという通信機器を代替するというより、ユーザーインターフェースとしての「iPhoneの次」という意味のようだ。
ワンCEO「Even G1の仮想画面サイズは、日常的に使うにはかなり小さなものでした。しかし、G2では仮想画面サイズを拡大し、はるかに多くのことができるようになっています。将来の製品でもこの進化は続き、ある時点でスマートフォン以上に便利でありながら、今と同じように日常的で快適なものになるでしょう」

(情報を利用者に処理してまとめるからこそ、新しい価値が生まれる)
そこではソフトウェア面での進化も重要になってくる。
その中心にあるのが、今春に立ち上げた開発者基盤「Even Hub」である。現在、公開アプリは約500本、登録開発者は約5,000人。実は、ストアで公開されず、開発者自身が、自分で使うためだけに作られたアプリも約4,000本あるという。
生成AIによって開発のハードルが下がり、専門のチームを組まなくても、個人が朝の短い時間で自分専用の体験を作れるようになった。ワン氏は、この動きをEven Hubで起きている「魔法のような現象」と表現する。
ワンCEO「多くの人々が、公開するためではなく自分専用のアプリを作成しています。開発のために大きなチームを編成し、アプリストアに掲載する必要はありません。朝の時間を少し使って、自分自身のために何かを構築できるのです」
Even Hubについては、フォルダ分けやアプリへの素早いアクセス、アプリを発見しやすくする推薦ページなどを含め、利用者側の体験を2~3カ月以内に全面刷新する予定だ。
ワンCEO「動作が不安定で、アプリの起動や終了を素早く行なえないこともあります。また、何が新しく、何がおすすめなのかを示す厳選されたページがなく、発見しづらいという問題もあります。今後2~3カ月以内に、Even Hubのフロントインターフェースを全面的に刷新する予定です」
現状、Even Hubは開発者向けの環境を優先して整えてきたが、一般の利用者には「何をどう使えばいいか」がまだ分かりにくい。そのため次に目指すのは、増えたアプリを日常の利用へつなげ、本格的なアプリ配布環境にしていくことになりそうだ。
また、標準機能の更新についても語られた。
特に重要なのは、Even G2の主要機能である会話の文字起こしや翻訳、要約を行なう「会話サポート(Conversate)」だ。パーソナルな知識ベースやAIエージェントのカスタマイズを含む大規模アップデートを、2~3カ月以内に行う予定だ。
■なぜアップルを辞め、スマートグラスで起業したのか
講演の後半でワンCEOは、自身がアップルを離れ、Even Realitiesを起業した理由にも触れた。キャリアの初期にアップルのエンジニアとして働いたワン氏は、初代iPodやiPhoneに興奮して入社した「大のアップルファン」だったという。しかし、在籍した3年間で、会社の意思決定が年々慎重になり、安全な選択へ傾いていくことに失望した。
ワンCEO「私は、アップルが大胆な決定を下し、革新し続け、これまでにないものを作り続けると想像していました。しかし3年間で気づいたのは、アップルは毎年、より慎重に決定を下し、より安全な賭けをするようになっているということでした。本当に“次のiPhone”、次のものを作る手助けをしたいなら、それはアップルではなく、新しい会社でなければならないと考えたんです」
退社後は、かつてのアップルの精神を持つスタートアップをシリコンバレーで探したという。だが投資も人材もソフトウェアへ集中し、ハードウェアに本気で取り組む会社は見つからなかった。そこで2018年に中国へ戻り、サプライチェーンとの関係構築と技術者の採用を始めた。
ワンCEO「すべてのサプライチェーンが中国にあり、非常に優秀なエンジニアが多くいることに気づきました。最良の人材を採用し、最高のサプライチェーンパートナーと提携して会社を構築することが、どれほど効率的かを実感しました。私たちは、次世代の最も偉大なコンシューマー・エレクトロニクス企業を作りたいと考えています」
ワン氏はTesla、OpenAI、Anthropicを例に、転換点で業界を変えるのは明確なビジョンを持つ新しい企業だと主張した。アップルやサムスンとの競争を恐れないとの発言は、自らが大企業を離れた理由と表裏一体だ。
■開発者パネルで見えてくる、日本コミュニティの動き
開発者パネルでは、G1から使い続ける「電電猫猫」氏、YouTuberの「ミスターVR」氏、「@takashicompan」氏らが、実際の使い方と改善要望を語った。

(左から、ワンCEO・@takashicompan氏・ミスターVR氏・電電猫猫氏、Even Realities Product ManagerのDavid氏)
電電猫猫氏は、Even G2をつけてアップルの開発者会議「WWDC」に参加した体験を説明した。朝から晩までG2の翻訳機能を使った経験を紹介した。
ミスターVR氏は約1年前からアプリ開発を開始。Even Hub向けには、音声でニュースを楽しむ「未来のARラジオ」と位置付けた「Live News」を開発している。飲み会のようにスマートフォンを取り出しにくい日常の場でも、自然に情報へアクセスできるハードウェアとしてG2を評価する。
@takashicompan氏は、すでに5本ほどのアプリを公開している。その1つ「Make 15」は、数字を組み合わせていく「2048」系のパズルを、グラス上で軽快に動くようにテキスト中心で構成したもの。スマートフォンから画像や文章を送って表示する「Video Note」は、自作アプリの中で最もダウンロードされているという。さらに、自作したターミナル機能を使い、朝にランニングマシンで走りながら、音声で指示を出してコードを確認するという。
パネルの中では、「公式機能で利用できる音声認識や頭の向きの情報をSDKでも扱いたい」「画像描画を改善してほしい」「長押しなどのジェスチャーを開発者に開放してほしい」といった具体的な要求も出た。
これに対しワンCEOは、「いくつかはすでにロードマップに含まれている」と説明した。特にジェスチャーの認識ロジックについては、大きな変更を予定しているという。
■終了後Q&A詳細。日本市場の特徴や「G3」計画についても
イベント終了後、報道関係者向けに、ワンCEOとのQ&Aが開催された。概要は以下の通り。
――多数の人が集まる場所では通信が混み合うこともあります。Bluetoothの「Auracast※」などの新プロトコルに関心はありますか?
※Auracast:Bluetoothの音声を複数のデバイスにリアルタイムで共有するワイヤレス音声技術。
ワンCEO:新しいプロトコルであるAuraCastは、本当に、本当に素晴らしいアイデアだと思います。特にこのようなパブリックな環境では重宝します。なぜなら、現状では部屋に非常に多くのスマートグラスがあると、電波信号が互いに干渉し合ってしまうからです。これは最も困難な状況です。もしBluetoothのブロードキャスト機能を使えるようになれば、はるかに便利になります。将来的には法人(エンタープライズ)向けのソリューションとして提供できるかもしれません。個人のユーザーにはそれほど重要ではないかもしれませんが、企業にとっては非常に有用です。将来的に改善していきたいと思います。
――コミュニティを重視している理由は?
ワンCEO:エコシステムが導入されることで、G2はますます多くのことができるようになるでしょう。そして、私たちがG3で最も熱心に取り組んでいる方向性の一つが、インタラクションです。人々がG2を求める最大の理由は、いつでも表示できて、プライバシーが保たれる便利な画面があるからです。それだけで、スマートフォンとは異なるユニークなアプリケーションが可能になります。しかし、現状、画面とのインタラクションはまだそれほど簡単ではありません。リングや音声がありますが、それだけでは十分ではなく、シンプルでもありません。そのためG3では、人とデバイスの間のよりシームレスなインタラクションを構築することに多くの力を注いでいます。それが実現すれば、開発者エコシステムはさらなる次のレベルへ進むと信じています。競合他社が参入してくる中で、私たちが最初にエコシステムを持ち、それを育成し続けることが最大の強みになると確信しています。コミュニティと共に作り上げるためには、自分自身がコミュニティの一員になる必要があります。私自身もコミュニティと深く繋がっており、自分たちがその一部だと考えています。ブランドを構築している私たちが上にいて、皆さんが私たちのために開発しているという関係ではなく、開発者や顧客が「これは自分たちのために作られたプラットフォームだ」と感じられる場所にしたいのです。
――各国のコミュニティの違いについてお聞きしたいです。日本のコミュニティは、他の国のコミュニティと比べてどのような違いがありますか?
ワンCEO:現在、日本の開発者コミュニティは、人数や規模の面では最大ではありません。アメリカの方が開発者の数は多いです。しかし、日本の開発者は最も結束が強く、同じエリアに留まり、非常に頻繁にコミュニケーションをとっています。オンライン・オフライン問わず様々なイベントを開催しており、このイベントにこれほど多くの開発者が集まっていること自体がその生きた証拠です。私たちはシリコンバレーでもハッカソンを開催しました。Even Dayではなくハッカソンだったのですが、そこにもシリコンバレーからファンが集まってくれました。しかし、これほどの熱量には達しませんでした。彼らも私たちの取り組みを愛してくれていますが、より落ち着いており、開発者は個々に独立して行うことを好みます。集まる必要性をあまり感じていないようです。そのため、人々が集まり、アイデアを共有し、共に成長しようとする日本のコミュニティの力は本当に素晴らしいと感じています。
――Even Hubでのマネタイズはどうしていきますか?
ワンCEO:マネタイズについての質問を多くの開発者から受けています。一部の開発者と話し合いを始めていますが、すぐに導入する予定はありません。Even Hubにはまだ解決すべき課題が多く残されていると感じているからです。今日の段階では、開発者ではない一般ユーザーがEven Hubを見ても、どのように始めればよいかわからないケースが多いでしょう。マネタイズを開始する前に、体験全体をより高いレベルに引き上げる必要があると考えています。それまでの間、もしインセンティブを必要とする非常に優れた開発者がいれば、顧客に支払ってもらうのではなく、私たちが直接開発者に報酬を支払う予定です。より多くのサービスとの互換性を築き、フィードバックを受け取る方法を継続して改善していきます。
――日本でのマーケティングはどうしていきますか?
ワンCEO:ヨドバシカメラやビックカメラへの進出は非常にうまくいっていますが、日本での大規模なマーケティングイベントはまだ行っていません。日本は最も重要な市場になるため、マーケティングも適切に行いたいと考えています。実際、このイベントの前に、今後協力を予定しているマーケティングエージェンシーを訪問しました。ブランドのスポークスパーソンやアンバサダー、その他のマーケティング活動についても話し合っています。今後はさらに多くのYouTuberやインフルエンサー、セレブリティとの対話を進めていきます。もし推奨するセレブリティやインフルエンサーがいれば、ぜひ教えてください
スマートグラスは多くの顧客にとって非常に新しい製品です。なんのための製品なのか、手渡されてもどう使えばいいのかわからないのが現状です。私たちが改善すべき点は3つあります。1つ目は、オフラインの店舗展示を増やすことです。ヨドバシカメラやビックカメラに進出したのは、実際に製品のデモを体験してもらう必要があるからです。小売チャネルのスペースは単に販売する場所ではなく、人々が試す場所として非常に重要です。2つ目は、マーケティングにおいて、具体的なユースケースを伝えることです。私たちはこれまで、単なる開封動画や製品紹介のコンテンツをたくさん作ってきましたが、実生活のシーンにおけるものではありませんでした。次のステージでは、実生活のリアルなユースケースの紹介に注力したいと考えています。3つ目は、製品自体をより直感的にすることです。そうすれば、母親に手渡して開封しただけでも、使い方がわかるようになります。
――製品の重量をどう考えていますか?
ワンCEO:確実に40g以下に抑えるべきです。40gを超えると確実に重すぎます。しかし、40g以内であっても、35g前後が最も最適な重量だと感じています。
――日本市場の売上シェアはどうなっていますか?
ワンCEO「日本市場は、現在15%近くに達しており、さらに成長しています。年初は5%未満でスタートしましたが、現在は非常に急速に成長しています」
――エンタープライズ市場についてお伺いします。第3四半期または第4四半期に法人向けSDKを計画しているとのことですが、スマートグラスの法人市場をどのように拡大させていくお考えですか?
ワンCEO:法人市場には巨大なポテンシャルがあると考えています。すでに多くの企業から、一括購入に関する問い合わせを継続的に受けています。彼らは特別なソフトウェアのニーズを持っています。そのため、エンタープライズ市場へと対応するには、法人営業チームと、それをサポートする関連のエンジニアリングリソースが必要です。ロードマップには含まれていますが、現時点で消化しきれないほどの仕事を抱え込みたくはありません。小売市場は拡大しており、オンライン販売も成長しています。急ぐことなく、一歩一歩進めていきたいと考えています。法人向けは重要ですが、やはりコンシューマー向けほど重要ではありません。私たちは最終的にはコンシューマーブランドであり、この領域で成功することを最優先としています。エンタープライズ領域がコンシューマー領域より重要になることは決してありません。
――カラーバリエーションや形状の追加予定はありますか?
ワンCEO:2つのアプローチを考えています。1つ目は、将来的に製品バリエーションを増やしていくことです。これは、販売ボリュームの成長に伴って増えていきます。現在は2つのシェイプと3つのカラーで十分ですが、ボリュームが増えれば、さらに多くの形状やカラーを構築します。たとえば、G3を導入する際には、現在のものとは異なる形状の選択肢を用意する可能性が非常に高いです。また、カラーバリエーションを増やすことは、他との差別化を図る上で非常に簡単です。そのため、その部分もさらに増やしていきます。
2つ目の取り組みとして、アクセサリーを徐々に導入していきます。すでにクリップオンはありますが、グラスを装飾するための異なるタイプのアクセサリーをさらに増やします。Apple Watchを購入するようなものです。ウォッチ本体は同じでも、バンドを交換できます。グラスに装着できるさまざまなアクセサリーを、今後追加していく予定です。
――ご自身がよく使う、Even Hub上のアプリはなんですか?
ワンCEO:1つ目は、ステージ上でも紹介した『Make 15』というゲームです。私自身、会議が退屈すぎる時に、こっそり起動してプレイすることがあります。2つ目は『Books』アプリです。これもよく使っています。移動中の2~3分の間に、画面を立ち上げて1段落だけ読むといった使い方ができ、非常に便利です。3つ目は、オフィスのノートPCにホストしているエージェントと接続できる『OcuClaw』です。オフィスで常に稼働しているノートPCと接続してコントロールしています。
――より社会で受け入れられるようにするにはなにが必要ですか?
ワンCEO:デザインそのものにおいては、社会に受け入れられるものにすることが極めて重要です。顔に装着したときに美しく見える形状でなければなりません。悪い例としては、Snap Spectaclesが挙げられます。機能は強力だったかもしれませんが、人々が日常的に着用するようなものではありませんでした。重く、耳を圧迫します。デザインにおいてはその点に本当に配慮しなければなりません。
また、データプライバシーについても細心の注意を払う必要があります。私たちは現在に至るまで、録音機能や音声の保存機能を搭載しておらず、当然カメラも搭載していません。これは、少なくとも現時点では、人々の顔にカメラを搭載すべきではないという、私たちの最も重要な信念の一つです。5年後など、将来的に顔のカメラに対する法規制や社会的保護が整えば変わるかもしれませんが、現在の社会状況に基づけば、カメラ搭載は正しい決断ではないと考えています。
製品が美しく、快適で、プライバシーに配慮されていれば、人々は誇りを持って着用するようになります。Even G2ではそれが実際に起きており、人々は誇らしげに着用し、周囲にこれを着用していることを自慢しています。これはMeta Ray-Banとは異なります
。カメラ付きグラスの着用者は、周囲に撮影を気づかれることを恐れ、ただの普通のメガネだと言い張ることが多いです。しかし、私たちのユーザーは『これはEvenのグラスで、自分自身をサポートするためのものだ』と誇らしげに共有しています。周囲から『撮影しているのか』と聞かれても、ユーザーは『いいえ、カメラはついていない』と答えられます。スマートグラスが盗撮用のカメラだ、知らないうちに他人を撮影するためのものだ、と思われないようにしたいです。私たちはそのイメージと戦い続けます。
――投資が拡大し、ユニコーン企業になりました。今後の他社との戦い方に変化はありますか?
ワンCEO:ユニコーン企業のステータスを獲得したことは、私たちにとって大きな節目ですが、ゴールではありません。まだ始まったばかりです。より多くのリソースを獲得し、より大きな舞台で戦えるようになったことを意味しますが、同時に今後より多くの課題に直面することも意味します。これまでの実績が認められたことは嬉しいですが、より大きな未来を築くための信頼を得たことこそが重要です。
競合他社が今後参入してくることに対しても、非常に自信を持っています。先ほども申し上げた通り、私たちは単なるニッチなブランドに留まるつもりはありません。スマートグラス領域における代表的なブランドになることを目指しています。今回の資金調達によって、その道を突き進むための十分なリソースを得ることができました。
――カメラ搭載自体の可能性をどう考えていますか?
ワンCEO:カメラを搭載することがAIの能力を大きく助け、AIに視覚シグナルをもたらし、より多くのコンテキストを理解することで、より有用になる可能性は認識しています。しかし、その未来に向けては、グラスと一体化させる方法だけでなく、グラスから切り離して、使わない時は取り外せるアクセサリーにするなど、様々なアプローチがあります。また、その段階に達するまでに、社会が顔の上のカメラをどのように捉えるべきか、規制が明確になっていることを望みます。私たちはその点に配慮したいと考えています。
――多くの人がG3開発にどのくらいの期間がかかるかを知りたがっています。いつくらいに登場しますか?
ワンCEO:実は、私たちはG2をローンチするよりもずっと前、早い段階から、すでにG3の研究開発を始めていました。G3は会社にとって非常に大きな、巨大なステップになると信じているからです。G1はフォームファクタが機能することを証明するための製品でした
。形状を定義し、それが実際に機能しました。G2はその同じフォームファクタを磨き上げ、体験をより洗練させた、製品です。そしてG3は、会社にとって再び巨大な飛躍となります。
G1やG2を開発した当時よりも、業界への理解が深まり、リソースも豊富にあります。私たちがG1を開発した当時のチーム全体は、わずか20数名、30名未満であり、地下室にこもってG1を開発しました。G2の開発時には、70〜80名規模です。そして現在、G3開発チームは300〜400名規模になっています。G3が本当に、本当に素晴らしい製品になることを期待していただいて構いませんが、リリースはすぐではありません。今年中にリリースすることは絶対にありません。来年のいつになるかも明言できませんが、まだ先のことになります。しかし、私たちは最高の体験を提供し、この製品カテゴリーを再定義することを目指しています。



