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AI 2026.07.08

テンセント、新AIモデル「Hy3」をオープンソース公開

7月6日、テンセントは新しいAIモデル「Hy3」を発表しました。同社のHunyuanチームが開発したモデルで、複数の専門ネットワークを切り替えて処理するMoE(Mixture of Experts)という構造を採用しています。パラメータ数は合計295B、実際に稼働するのは21B分です。

Hy3は4月に公開した「Hy3 Preview」の後継モデルです。50社以上のプロダクトから寄せられたフィードバックをもとに、学習データの質を高めて開発されました。同程度の規模のモデルを上回り、パラメータ数が2〜5倍の大規模モデルにも匹敵する性能を持つといいます。
性能評価では、270人の専門家が実務に近いタスクを用いてブラインド評価を実施しました。Hy3は4点満点中2.67点を獲得し、比較対象のGLM-5.1(2.51点)を上回りました。特にフロントエンド開発やデータ管理、CI/CD関連のタスクで差が大きく出ています。


製品向けの実用面も改善されています。ツール呼び出しの安定性が向上したほか、事実に基づかない情報を生成するハルシネーションの発生率は12.5%から5.4%に低下しました。常識的な誤りの発生率も25.4%から12.7%に下がっています。複数回のやり取りが必要な会話でも、文脈を見失う問題は17.4%から7.9%に減少しました。Hy3はApache 2.0ライセンスのもと、GitHubやHugging Face、ModelScope、AtomGitで公開されています。API価格も引き下げられました。100万トークンあたり、入力は1元(約24円)、出力は4元(約96円)です。

テンセントは1月末にインフラの再構築に着手し、4月のHy3 Preview公開を経て、今回のHy3公開に至りました。開発から公開までの一連のサイクルを6カ月間で実施したことになります。

なお本記事では、2026年7月8日時点での為替レートを用いて換算しています。

新AIモデル「Hy3」概要

モデル名 Hy3
開発元 Tencent Hunyuanチーム
アーキテクチャ MoE(Mixture of Experts)
総パラメータ数 295B
稼働パラメータ数 21B
コンテキスト長 256K
ライセンス Apache 2.0
公開先 GitHub、HuggingFace、ModelScope、AtomGit
API価格(入力) 1元/100万トークン(約24円)
API価格(出力) 4元/100万トークン(約96円)
公開日 2026年7月6日

参考

Tencent Hy

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