Metaはサードパーティ製デバイスの開発計画を一時停止しました。Metaはこれまで自社製のMRヘッドセットQuestシリーズを展開しながら、「Meta Horizon OS」を搭載した他社製ヘッドセットの展開を目指してきました。2024年4月には、AsusやLenovoと連携し製品を投入することを発表。Asusはゲーミング機、Lenovoはエンタープライズ向けのヘッドセットを開発中とされていました。
今回の決定により提携企業の製品発売は見送られる見通し。Metaは自社製ハードウェアとソフトウェアの構築を優先することとなります。
同社の広報担当者は、VR市場を前進させるために方針を転換したことを明らかにし、自社製品の質を高める必要性を説明しています。自社製デバイスであるQuestシリーズの磨き上げに全力を注ぐことで、高品質な体験を提供するための開発体制を優先的に整える考えです。市場の競争が激化する中で自社の強みを再定義する狙いがあります。
開発体制の強化に向けた重要な人事も明らかになりました。MetaはAppleでUIデザイン責任者を務めたアラン・ダイ氏が加入。ダイ氏はReality Labsのデザイン統括として新スタジオを率います。同氏はAppleで約20年にわたり主要製品のUI設計を主導した経歴を持ちます。新スタジオではデザインやファッションと技術の統合を目指します。ハードとソフトを密接に結びつけ次世代の体験を構築する方針です。
サードパーティ製デバイスの計画は完全に終了したわけではなく、Metaは長期的なコミットメントを継続する意向を表明。カテゴリーの進化に合わせて提携のあり方を再考するとしており、将来的なパートナーシップの再開には含みを持たせています。現在は自社製品のブランド力を高めることを最優先事項としており、今後も市場の変化に対応しながら最適な製品開発を行うとしています。
参考
Road to VR
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