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Android XR 2025.12.09

「Android XR」関連情報が一挙発表 VPS対応やXREALのARグラス続報も

Googleは日本時間2025年12月9日、オンラインイベント「The Android Show | XR Edition」を開催し、XRプラットフォーム「Android XR」に関する最新情報を発表しました。

本イベントでは、先月発売されたサムスンの「Galaxy XR」向けの新機能に加え、SamsungやWarby Parker、Gentle Monsterと共同開発中の「AIグラス」、そしてXREALと提携した「有線XRグラス(Wired XR Glasses)」など、今後のハードウェア展開についても詳細が明かされました。

Galaxy XRに「PC Connect」や「Likeness」など新機能

現在展開中のヘッドセット「Samsung Galaxy XR」向けに、本日から複数の新機能がベータ版として提供開始されました。まず「PC Connect」は、Windows PCとヘッドセットをリンクさせることで、PCのデスクトップ画面や特定のウィンドウをXR空間内に配置できる機能です。これにより、ユーザーはAndroidアプリとPC画面を並べて作業したり、大画面でPCゲームをプレイしたりすることが可能になります。

コミュニケーション面では「Likeness(リアルアバター機能)」が追加されました。これはビデオ通話などで使用するユーザー自身のリアルなデジタル表現を作成するもので、表情や手のジェスチャーをリアルタイムで反映し、Google Meetなどで相手に自然な姿を表示できます,。さらに、飛行機内などの移動中でも画面を安定させ、パーソナルシネマやワークスペースとして利用できる「トラベルモード」も実装されます。なお、2026年には2Dコンテンツ(ゲームやYouTube動画など)をリアルタイムで3Dに変換する「自動空間化(Auto Spatialization)」機能の追加も予定されています。

「ディスプレイ付き」も登場、次世代AIグラス

GoogleはSamsungに加え、アイウェアブランドのGentle Monster、Warby Parkerと提携し、日常的に着用できる軽量でスタイリッシュなAIグラスを開発しています,。Android XR対応のAIグラスは2026年に登場する予定です。

開発中のAIグラスには以下の2つのタイプが存在します,。

  • スクリーンフリーAIグラス: スピーカー、マイク、カメラを内蔵し、Geminiと会話したり、写真撮影や通話を行ったりできるタイプ。
  • ディスプレイ搭載AIグラス: レンズ内に小型ディスプレイを備え、ナビゲーションや翻訳の字幕など、必要な情報をプライベートに表示できるタイプ。

デモでは、AIグラスを通じて見たスナック菓子(プシュプシュ)についてGeminiに質問したり、翻訳機能を利用したりする様子が紹介されました,。

XREALの有線XRグラス「Project Aura」の続報

Android XRにはデバイスカテゴリとして、XRの没入感とグラス型デバイスの携帯性を両立させる「有線XRグラス(Wired XR Glasses)」が含まれています。その第一弾として、XREALが「Project Aura」と呼ばれるデバイスを開発しています。
Project Auraは、透明なレンズを通じて現実世界を見ながらデジタルコンテンツを重ねて表示する「光学シースルー方式」を採用しており、70度という広視野角(FOV)を実現しています,。
特徴的なのは「パック(Puck)」と呼ばれるコンピューティングユニット兼バッテリーを内蔵したデバイスと有線接続する点です。これによりグラス本体の軽量化を実現しているほか、パック自体がトラックパッドとしても機能します,。Project Auraは来年の発売が予定されており、複数のウィンドウを空間に配置しての作業やエンターテインメント利用が想定されています。

Project Auraは2026年の発売が予定されています。

開発者向けSDKもアップデート

ハードウェアの拡大に伴い、開発者向けキット「Android XR SDK」のDeveloper Preview 3もリリースされました。

今回のアップデートでは、AIグラス向けの開発環境が正式に開放されています。これまでスマートフォン向けのARアプリ開発向けに展開されてきたGeospatial API・Visual Positioning Sytem(VPS)の対応。既存のAndroidモバイルアプリをAIグラスに投影できる「Jetpack Projected」ライブラリや、透明ディスプレイに適したUIを構築できる「Jetpack Glimmer」などが追加されました。

パートナー企業による活用事例として、Uberは空港での配車待ちの際に、スマートフォンの画面を見ることなくグラス上で到着状況やドライバーの位置を確認できる機能を開発しています,。


参考:Google


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