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業界動向 2025.05.26

視線追跡のTobii、よりコンパクトで低消費電力なXR向けアイトラッキング技術を実現へ

スウェーデン企業Tobiiと仏企業Propheseeは、AR/VRヘッドセットやスマートグラス向けのアイトラッキング(視線追跡)技術の強化を目的に提携を発表しました。両社は、より高速で低消費電力な次世代アイトラッキングソリューションの共同開発を進めていくとしています。特にバッテリー容量に制約があるスマートアイウェア分野での活用が期待されています。

Tobiiはスウェーデン・ストックホルムを本社とし2001年に設立。日本国内にも拠点を置いています。人間の注意と意図を理解する技術開発をミッションとし、行動研究や医療分野、教育業界、ゲーム業界、自動車業界など幅広い分野での導入実績があります。

同社のアイトラッキング技術は、PlayStation VR2やPixel Crystal、Play for Dream MR、HTC Vive Pro Eyeなど多数のVRヘッドセットにも採用されています。視線に応じて描画負荷を最適化するフォービエイテッド・レンダリングや自動でのIPD(視差)調整機能を提供し、VR内での自然な視線表現を実現しています。

Propheseeはフランス・パリを本社とする企業で、「ニューロモーフィック・ビジョン・システム」と呼ばれる独自技術を開発しています。Propheseeのシステムでは、従来のフレームベース・センサーとは異なり、人間の目と脳の働きを模倣したイベントベース・センサーを開発。カメラのように連続する画像を記録するのではなく、動きや光の「変化」にのみ反応する方式です。消費電力や処理負荷を大幅に削減でき、自動運転や産業機器、モバイル、AR/VR分野で活用が広がっています。

今回の提携では、Tobiiのアイトラッキング技術とPropheseeのセンサーを統合することで、スマートアイウェアなどの小型機器でも使用可能な、常時オンかつ低消費電力のアイトラッキング機能の実現を目指します。

特にメガネ型デバイスにおいては、省電力性とコンパクトな設計の両立が重要とされています。両社は視覚補助やユーザーの状態把握、直感的な操作インターフェースの実現といった応用も見込んでいるとのことです。

(参考)Road to VR

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