誰しも一度は映画に出てくるヒーローになりたいと思ったことがあるのではないでしょうか。VRによって、まるで自分がヒーローになったかのような体験ができるようになります。
それもゲームコントローラーではなく、手を動かして、まるでヒーローになりきることができるようになります。それも、家に居ながらにして。
今回、配信されることが明らかになったのはマーベルのヒーロー、スパイダーマンになることのできるVR体験『Spider-Man: Homecoming VR』です。アメリカでは7月7日に公開される(日本では8月11日に公開予定)の新作『スパイダーマン:ホームカミング』にフィーチャーした体験になっています。
映画『スパイダーマン:ホームカミング』特報予告編
『Spider-Man: Homecoming VR』の配信日は6月30日。ソニー・ピクチャーズより、Oculus Rift、PlayStation VR(PSVR)、HTC Viveの3つのプラットフォーム全てに配信されます。日本への配信に関しては不明です。
スーツを着るところから体験が始まる
『Spider-Man: Homecoming VR』では、プレイヤーは、スパイダーマンことピーター・パーカーになりきることができます。アイアンマンことトニー・スタークが社長を務めるスターク・インダストリーから届けられたアタッシュケースを開くと、そこには真っ赤なスーツが……。
このスーツを着てマスクを被って、スパイダーマンとなり、手からスパイダーストリングスを出して街にあるものを動かし、そしてニューヨークの街を飛び回ります。
公開されているトレーラーを見る限りでは、移動の際は視界を狭めるなどの方法で酔いを防止しつつ、スパイダーマンになって街を飛び回る爽快感を味わえるようになっていると見受けられます。
これまでVRでヒーローになれる体験としては、バットマンになって謎を解く『バットマン:アーカム VR』(Oculus Rift、HTC Vive、PSVR向けに配信中)がありました。また、映画の世界に入って自分が動いて体験するコンテンツとしては『Ghostbusters VR – Now Hiring』(PSVR向け、日本未配信)や『John Wick Chronicles』(HTC Vive向けに配信中)などがあります。
映画の世界を体験するVRコンテンツは、頭を動かして世界観を体験するだけの360度映像が配信されることも多くありますが、ハリウッドでは、映画の中で動き、自分が登場人物として振る舞うよりインタラクティブなコンテンツが増えつつあります。