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PlayStation VR 2018.09.29

倒れたビルの側面を踏み締め、生き抜く決意を抱く。PSVR対応「絶体絶命都市4Plus」【TGS2018】

東京ゲームショウ2018(TGS2018)にて、株式会社グランゼーラによるPlayStation 4(PS4)向けサバイバル・アクションアドベンチャー「絶体絶命都市4Plus -Summer Memories-」が出展されました。

本タイトルはPlayStation VR(プレイステーションVR・PSVR)に対応しており、大災害のあとの都市の姿をVRで目の当たりにする事ができます。今回はこのVRモードの様子をレポートします。

「絶体絶命都市4Plus -Summer Memories-」とは

「絶体絶命都市」は、現代の街で災害に遭遇した主人公がいかに生き抜くかを描いたアクションアドベンチャーゲームです。2002年に1作目がリリースされて以降3作目まで続編がリリース。一度は開発中止になった4作目も、グランゼーラ社が開発・販売元となり、「絶体絶命都市4Plus -Summer Memories-」として、2018年10月25日にリリースされる予定です。

ゲームの内容は、20XX年7月に大地震が発生し、そして揺れが続く街を、人々と協力したらりいがみあったりしながら脱出するという内容。東京ゲームショウ2018で体験できたのはPS VRを使うモードです。ゲーム本編で登場した地震によって崩壊した街の中を、VRにて歩き回ることができました。

体感する災害後の都市

PS VRを装着して目に見えるのは、大地震により道路に段差が生まれ、樹木や電柱は倒れ、そして交差点の中央で自動車が炎上している都市の姿。そして遠くで鳴り響く救急車のサイレン。耳に入るセミの声は崩壊した街にうだるような暑さを加え、さらに絶望感を際立たせます。

ゲーム中、街の中の気になる方向に視線を向けるとアイコンが表示されるので、そこでコントローラーの〇ボタンを押すとその箇所を調べたり、その方向のマップの入口に移動することができます。と、操作感としてはいわゆるアドベンチャーゲームそのものです。

マップ中移動できる場所は、L1/R1ボタンを押すとゆっくりと歩くことができます。レールにのってスライドするような移動なので、酔いに弱い人は少し酔ってしまうかもしれません。移動中も頭を上下左右に動かすことで、街の惨劇を観察することができます。歩いている最中も時折余震があるようで、耳から聞こえる音が全身にも響いていました。

と、ビルの目の前に移動したところで、奇妙な音が。上を向くとビルが崩壊するところじゃないですか! 急いで逃げると、なんとかビルの下敷きにならずに済みました。

その後建物の中に入り、かなり散らかったオフィスの中を進んでいくと、ビルの上に出ました。いや、ビルの側面だこれ! 倒れたビルの側面を歩くという、普通のVRであればはしゃぐシチュエーションでありながら、大地震の後の荒廃した姿を味わった後にこの情景を体験すると、ゲーム中の災害の大きさを改めて実感し、そしてこの状況から脱出したい、生存したいという意思を強く持ちました。

決意を固めるVR

本作はゲーム本編の各ステージをクリアすることによって、それに応じたVR用のステージが解放されていくそうですです。ゲーム本編とは異なり、街の中の人々と会話をしたり、持ち物を使用して先に進むという要素はないのですが、プレイしたステージをVRで体験することでその惨劇を身をもって味わい、より生き抜かねばと決意を固める……そんな内容になりそうです。

「絶体絶命都市4Plus -Summer Memories-」は、2018年10月25日に発売予定です。

ソフトウェア概要

タイトル

絶体絶命都市4Plus -Summer Memories-

ジャンル

サバイバル・アクションアドベンチャー

対応機種

PlayStation®4(PlayStation®VR 対応)

プレイ人数

1人

発売日

2018年10月25日発売予定

CERO

D

価格

7200円(税別)

公式サイト

https://www.zettai-zetsumei.jp/

©Granzella Inc.


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