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透明な歌声が“可視化”された日「YuNi 1st VR LIVE! ~VeRy Merry X’mas~」レポ

12月24日のクリスマスイブ、YuNiがVRライブ「YuNi 1st VR LIVE! ~VeRy Merry X’mas~」を行いました。VRライブプラットホーム「VARK」を使用し、OculusGOのみで見ることができるという、今までになかったスタイル。

YuNiは「VTuber」ではなく「バーチャルシンガー」を名乗っています。
彼女はこのライブを通じて、「アイドル」「タレント」ではなく、VR表現を駆使した「アーティスト」になりました。

YuNiと2人きりの世界

オリジナル曲二曲をひっさげて、ライブを決行したYuNi。
今回最も話題になったのは、ライブ中自分の眼の前に突如彼女が現れる、という演出です。

ナユタン星人の「エイリアンエイリアン」を歌っていた彼女。こちらに向かって激しく、次々星型のビームを飛ばしてきます。観客側を貫通していくのは、とても不思議な感覚。
その後突然ステージのYuNiが消え、本当に手を伸ばせば触れられるんじゃないか、という距離に出没。

この演出は想像すらしていなかった。
いたずらっ子のような表情で向き合う彼女を眼の前に、驚愕で胸がバクバク。その後ステージに戻ったYuNiを見ていて、心臓のドキドキが止まらなくなりました。ああこれが吊橋効果ってやつなのか…。

「きよしこの夜」でYuNiと部屋で2人きりになる演出もかなり粋でした。ステージの一切合切、周囲の人、何もかもが消失。その後、狭い部屋の中でYuNiと2人きりになります。
YuNiはこちらをじっと見つめながら、歌い続けます。

「自分だけのため」の歌、という表現です。すぐ近くまでやってくるYuNi。思わず手を伸ばしたくなる。

彼女はスッと消え、背景には大きなツリーが浮かび上がる。広大な景色の中で、YuNiは高らかに歌います。その瞬間間違いなく、「YuNiと2人ですごしたクリスマス」を、観客は体験していました。

透明な歌姫YuNiの表現と演出

スタンドアロンのOculusGOは、頭しか動かないVR機器。左右前後回転はできるけど、自在な移動ができない。

なので、ライブ会場は基本、最前列の中央固定で見ることができます。
実は横から見るために、何箇所かの固定移動はできるのは嬉しいポイント。横からのYuNiも見られます。周囲の同じ観客は、全員のっぺらとした人形の姿になっています。

OculusGOは、ここまではできる、ここからはできない、というのがはっきりとしたハードです。特に大きいのは充電の問題。頑張っても1時間しかライブができない。
つまり1時間の中でどれだけ歌と演出で満足してもらうか、という構成を考えること自体が重要になります。これを制限と捉えるか、「そうできるほど自由」なステージと見るか。

YuNiはこのプラットホームを選び、最大限以上のパフォーマンスをしました。
最初のオリジナルソング「透明声彩」を歌った時、一瞬で空のような場所に移動する演出が入ります。

VRはすぐに舞台背景を変えることができるのが強みの一つ。彼女がいる空間は、果てしなく広い、真っ青な空です。

https://www.youtube.com/watch?v=BnH6RiFm9f4

この歌は、孤独だったり、暗闇の中手探りだったりする時も、素直な透明な声で歌い続けたい、という歌。困惑はするけれども、未来は果てしなく広がっている。歌い続けることで、どこまでも進みたい。YuNi本人の心が表現されたかのような歌です。
観客である自分が空に浮き、YuNiは目の前の巨大スピーカー付きのステージで高らかに歌っている。

周囲に人は誰もいない。YuNiの歌と空だけがあるという、透明感あふれる演出です。
色々な悩みや不安は、膨大な未来を目の前にして溶けていく、というバーチャルな存在の可能性を感じさせる歌詞。その中に、観客は音と視覚で飲み込まれます。

「エイリアンエイリアン」は、不思議な存在が現れてあなたの心を惑わせる、という内容の歌詞。この意味を再現するにあたって、YuNiは目の前に突然現れて、すぐ消えていきます。
同じYuNiのはずだけど、全員が「自分の眼の前のYuNi」を見ている状況です。
「自分の前に現れる」というのは、個々のHMDの上で再現されている、という状態。これは個人単位でかぶるHMDでしかできません。YuNiがHMDをかぶっている人数分、存在していました。

ここでキモになるのは「サービス」的な行動はとっていない、という部分です。
眼の前に現れて歌うYuNiは、恋をしてしまうくらい魅力的でした。けれどもYuNi側は「恋人」の立場は演じません。ウインクや投げキッスのようなアイドル的行為はありません。
無邪気に、自分が楽しいと思う「歌」を、混じりけ無く感情そのまま透明に再現するために、目の前に現れたり、世界を変えたりするパフォーマンスをしています。

歌はもちろん、光、モデルの動き、背景、観客席演出、全部がそろって、「まっすぐに歌を歌い、進み続けるバーチャルシンガーYuNi」を表現した作品になりました。

こだわりの、響き渡る音

今回のライブで注目したいのは、へのこだわり。
VRライブは、生演奏の空気の震えを、そのままは音として再現できません。
そこで、擬似的に空間を意識して音を調節・再現し、聞いている人を自然に納得させるテクニックを駆使する必要があります。

YuNiライブはその点ものすごく気を使っていました。YuNiは何度も繰り返し「ヘッドフォンで、大音量で聞いてください!」という主旨の声をかけていました。それが設定として一番ベストな再現条件だからです。

実際ライブが始まると、YuNiと演奏側の音圧もさることながら、空間反響音がとても生々しい。ライブ会場のサイズは中規模(ライブハウスより大きい、Zeppよりは小さい)くらいの設定になっており、そのサイズの箱だとどのように音が響くかが、かなり計算されていました。
その一方で、2人きりになる「きよしこの夜」の部屋は、とても狭い。スローなこの曲は、ライブ会場の音響と別の、部屋の中の歌として調整されています。

今回のライブは、VR技術が「すごい」と感じる段階からステップアップし、パフォーマーの意図を伝える表現のためにVRを使う、という状態に引き上げました。「VRでしかできない」から「VRでなければいけない」に進んでいます。

今回は、双方向性のコメントチャット、拍手機能なども利用し、ユニークで派手な舞台になっています。ただコメントは選択式で、他の参加者とのコミュニケーションは取れない、など歌から注意をそらすようなものは、演出のタイミングで調節されています。その一方で、一斉にアンコールコメントなどを打てるのは、参加している感覚が強まってとても楽しい。

YuNiはあまり素性をペラペラしゃべらないバーチャルシンガーです。自己紹介動画が「プラチナ」の歌唱動画だったのには、驚いた人も多いはず。

https://www.youtube.com/watch?v=8yL88k4Aou0

生放送は何回かやっていますが、基本は歌動画。自分のことを色々しゃべらなくてもいい。なぜなら歌うことが、自分の表現だからです。

今回のライブは、YuNiの生き方・存在を十分に感じさせるものでした。トークのかわいらしさも魅力ですが、そこに重点はあまり置いていない。徹底して、音楽をVRを用いて立体的に見せる・聞かせることに力を注いでいます。

彼女の活動はずっと歌動画が主軸です。最近はイベントにも出ていますし、もしかしたら今年はバラエティに富んだことをするのかもしれませんが、少なくとも「アーティスト」という軸はブレないずに進むのだろう、と確信させるVRライブでした。

OculusGOはスタンドアローンのため、使いやすいハードですが、スペック的な限界はあります。

それを気にさせないほどに、できることを組み合わせて、想像力でプラスに表現しているのが、今回のライブ。たとえばバッテリーとライブ時間配分の話をYuNi自身が事前にしていました。彼女の言葉を聞いて協力(満充電)することが、イベントに参加している感覚を与える要素にすらなっています。

ハイエンドなVR機器ではなく、比較的安価かつコンパクトなOculusGO。PCがなくてもこれだけの音楽体験ができ、多くの観客がYuNiに夢中になれてしまう。VRライブ体験が一気に、身近なものになりました。

今回のライブについて、YuNi本人にインタビューしています。後日掲載しますので、そちらも是非御覧ください。





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